Polaris.AIが現場の暗黙知をAIで集約
Polaris.AI株式会社は、日立建機株式会社と連携し、現場作業員の暗黙知をAIを使ってナレッジ化し、組織内で読み取りやすくするための実証試験を実施しています。この試験は2026年1月から2月にかけて、日立建機の常陸那珂臨港工場で行われました。
実証試験の背景
日立建機は、油圧ショベルやホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売において、グローバルに事業を展開している代表的な建設機械メーカーです。常陸那珂臨港工場では、大型油圧ショベルと鉱山現場で用いる鉱山機械が製造されています。実際の生産現場では、熟練の現場作業員が日々的確な判断を求められますが、その判断は明示的なデータとして記録されておらず、作業員ごとの知見やノウハウが組織内で共有されにくいという課題が存在しています。
このような課題を解決するために、Polaris.AIは現場作業員の会話を音声データとして記録し、その内容をAIが理解・蓄積する仕組みを構築しました。これにより、個々の作業員の判断基準や知見を組織全体で活用できるようになります。
実証試験の目的
今回の試験では、大型油圧ショベルの製缶エリアで、スタッフ数名の音声データを約1ヶ月間にわたって収集し、ナレッジを構築する予定です。得られたデータは、勤務時間帯の引き継ぎ作業や、上長への報告として使用されるだけでなく、当時の判断が正確だったかどうかを振り返るための資料としても活用される見込みです。
将来的な展望
Polaris.AIは、実証試験で得た知見を基に、さらなる検証を重ねていくことで、建設機械の生産現場における知識の循環システムの構築を目指しています。これにより、生産性の向上と労働環境の改善に貢献していくことでしょう。
Polaris.AI株式会社について
Polaris.AIは、「AI時代の羅針盤になる」というビジョンの下、企業のAI活用を支援するスタートアップです。企業特有のニーズに合ったAIソリューションの開発や導入支援、さらには研究開発の支援を行っています。多様なバックグラウンドを持つエンジニアたちが集まり、最先端の技術とビジネス知識を融合させることで、企業の本質的な課題解決と新たな価値創造を実現します。
お問い合わせ
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