運転者の安全を守る新型アルコール検知器「CAX-AD150」と「CAX-AD50」
株式会社JVCケンウッドは、KENWOODブランドより新たに運転者向けのアルコール検知器モデル、「CAX-AD150」と「CAX-AD50」を2月初旬に発表しました。これにより、運転者の安全確保が一層進展すると期待されています。
1. 小型・軽量で持ち運びに便利なデザイン
今回のアルコール検知器は、運転者がそれぞれ所有できるように、スリムで軽量なスティックタイプにデザインされています。特に「CAX-AD150」は、運転者のアルコールチェック結果を記録し、クラウドで管理することができる通信型検知器です。
この検知器は、「KENWOODアルコールチェック管理サービス」という無料のクラウドサービスに対応しているため、測定結果は専用のスマートフォンアプリ(無料)を通じてアップロードでき、データを簡単に管理が可能です。これにより、運転者が遠隔地にいる場合でも、効果的にアルコール濃度をチェックし、適切な対応ができる環境が整います。
一方、「CAX-AD50」は、電源を入れるだけで迅速に測定が開始できる単独型の検知器で、すぐにアルコールチェックが行えるシンプルな設計です。
2. クラウド型管理機能の特徴
「CAX-AD150」には、スマートフォンアプリとの連携機能があります。運転者がアルコール検知器に息を吹き込むと、結果がアプリに自動で記録され、さらには顔画像やGPS情報も同時に保存されます。これにより、測定結果の透明性が確保され、なりすまし防止にもつながります。さらに、管理者は専用のWebブラウザからこれらの情報を閲覧・管理できるため、業務運営業者にとっても利便性が高くなります。
3. アルコールチェックの義務化に則った設計
2022年4月より道路交通法の施行規則が改正され、運転者に対するアルコールチェックが義務化されており、2023年12月にはアルコール検知器自体の使用も必須になります。この背景を受け、JVCケンウッドは市場ニーズに応じた製品として「CAX-AD150」と「CAX-AD50」を投入しました。恐れられる交通事故を未然に防ぐ役割を果たします。
4. 高精度なセンサーを搭載
両モデルには高品質な日本製の半導体式ガスセンサーが搭載されており、アルコール以外の成分に影響を受けにくい特性を持っています。これにより、より高精度な測定が実現されています。また、使用者のニーズに応じて、ダイレクトブロー方式やオープンブロー方式による測定もサポートされており、さまざまなシチュエーションに対応可能です。
5. 環境への配慮
JVCケンウッドでは、センサーの寿命に伴って使用できなくなった機器のメンテナンスサービスを予定しており、環境保護の取り組みの一環として循環型社会の実現にも寄与していく方針です。
6. 予約受付開始
この新型アルコール検知器の予約は、2月7日より公式オンラインストア「JVCケンウッドストア」で開始されています。詳細は公式サイトで確認できます。
公式オンラインストア
これらの新型アルコール検知器は、運転者の安全を高めるだけでなく、運営事業者にとっても安心・安全な運行管理を実現するための重要なツールとなるでしょう。今後の普及が楽しみです。