人気旅漫画が義援金寄付を発表
株式会社KADOKAWAが、月刊コミック誌「電撃マオウ」で連載中の大人気作品『ざつ旅-That's Journey-』第13巻の売上の一部を令和6年(2024年)能登半島地震に対する災害義援金として寄付することを発表した。この作品は、著者の石坂ケンタ氏が描く、実際の旅を元にした新感覚の旅コミックとして多くの読者に愛されている。
『ざつ旅-That's Journey-』の魅力
『ざつ旅-That's Journey-』は、「電撃マオウ」にて2019年3月に初めての連載が開始された。主人公の鈴ヶ森ちかがSNSを通じて読者から訪問地を募り、選ばれた土地へ実際に足を運ぶというスタイルが特徴だ。これにより、自然と読者との距離が近く、旅好きな人々に共感を呼ぶ。
2025年に発売予定の第13巻では、石川県の能登地方が特集されており、地元の観光名所や文化に触れる内容が盛り込まれている。この巻の売上の一部を義援金として寄付するとのことで、作品を通じて地域への恩返しを果たそうとする石坂氏の姿勢が、多くの人に感動を与えそうだ。
編集部と著者のコメント
寄付に際し、電撃マオウ編集部及び著者の石坂ケンタ氏からそれぞれコメントが寄せられている。
編集部は「『ざつ旅-That's Journey-』は実際に現地を訪れて描かれた情景や感情が詰まった作品であり、地元の方々の温かいおもてなしがあってこそ、私たちの作品は存在します」と話し、能登地方の人々に感謝を表した。また、寄付が少しでも現地の復興に役立つことを願っているとのことだ。
石坂氏も強い思いを語り、「能登地方を訪れた際、地元の方々の声を聞いて、自分ができることは何かと考えました。その恩返しとして、売上の一部を寄付することで少しでも現地の支えになれればと思っています」と述べ、温泉に浸かり、美味しい地元料理を味わった経験が忘れられないと語った。
今後の展望
「ざつ旅-That's Journey-」の第13巻は2025年6月27日に発売予定で、時期を同じくして能登半島地震への支援活動が進むこと期待されている。作品のファンは、コミックスを手に入れることで、地元への支援を実感できる機会となるだろう。
本作品は、第1巻から12巻までが好評販売中で、各巻ともに多くのファンを魅了し続けている。ぜひこの機会に、作品を手にしてみよう。
書誌情報
- - 書名:ざつ旅-That's Journey- 13
- - 著者:石坂ケンタ
- - 定価:814円(本体740円+税)
- - 発売日:2025年6月27日
- - 判型:B6判
- - ページ数:162ページ
- - ISBN:978-4-04-916528-9
- - 発行:株式会社KADOKAWA
寄付に関する詳細や作品情報は、KADOKAWAの公式ページや各書店でチェックしてほしい。