AGSグループが若手税理士育成に向けた新研修プログラムを導入

AGSグループ（本社：東京都千代田区）では、この度「AGS税務実務研修」を導入しました。このプログラムは、法人税や消費税の実務知識を徹底的に学ぶことを目的としており、特に若手税理士のスキル向上を目指しています。

研修の背景と目的

AGSでは、新入社員が経営理念や組織の流れを学ぶ中で、実務に必要なスキルをOJTを通じて習得します。多くのメンバーは、働きながら税理士試験の合格を目指しており、2024年度には50名が受験、合格率は30％に達しました。このような状況を踏まえ、税務・会計の基礎知識を早期に身につけるための支援を行うことが必要とされています。

AGSが「資格の大原」の協力を得て開発したカリキュラムは、実務に即した内容を重視し、「条文理解」「申告実務」「実務への落とし込み」の3要素から構成されています。2023年5月から7月にかけて行われた26回の研修には、10の事業部から25名のメンバーが参加しました。

受講者の体験談

研修を終えた受講者からは、「講師の説明が具体的で、実務に役立つ情報が多かった」といった声が寄せられています。また、普段の試験勉強とは異なる視点で実務を学べたことを好評する声も多数ありました。「条文をただ暗記するだけではなく、その背景を学べたことで理解が深まり、今後の勉強にも役立てたい」という感想も印象的です。

AGSの研修環境の強化

AGSでは、経営管理サービスを通じて企業の成長を支えることを理念に掲げており、メンバーの能力を高める環境づくりにも力を入れています。新卒向けの研修や短期研修を定期的に行う他、毎週、全社での情報交換や意見交換の場として「FSR（Financial Service Retainer）」を開催しています。また、外部の専門家を招いた勉強会も積極的に行っており、メンバーの成長をサポートしています。

新設された「MS人材育成部」

さらに、2025年には税務・会計顧問業務を専門に扱う「MS人材育成部」が新設される予定です。この部門が主導する「AGS税務実務研修」は、若手メンバーの成長を促し、クライアントへのサービス向上を目指しています。

若手税理士の育成と社会への貢献

近年、税理士がAIに取って代わられるとの議論もなされていますが、AGSは経営者とのコミュニケーションを通じたコンサルティング業務は、人間にしかできない重要な分野であると考えています。今後も、若手税理士の育成が企業の成長に不可欠であるとし、充実したプログラムを提供し続けることを約束しています。

大原出版株式会社とは

「資格の大原」は、社会人や大学生、企業向けに通学講座やWeb講座を提供している教育機関です。詳しくはこちらからご覧いただけます。

AGSグループは、税理士124名、公認会計士122名を擁する日本発の独立系総合型アカウンティング・ファームとして、企業の経営に貢献することを信念に掲げています。今後も、質の高い税務・会計サービスを通じて、クライアントの成功をサポートし続けます。