カカクコム、開発の新時代を切り開く
株式会社カカクコムは、約500人のエンジニア全員にAIエディタ「Cursor」を導入しました。この取り組みは、プロダクト開発のスピードと品質を向上させることを目指しています。
「Cursor」とは?
「Cursor」は、Anysphereが提供する次世代のコードエディタであり、AI技術を搭載しています。これにより、コードの自動生成やリアルタイムデバッグ、質問への応答などを行い、開発効率を飛躍的に高めることが可能です。実際、このツールを利用することでエンジニアの負担を軽減し、より創造的な業務に集中できる環境を整備しています。
導入の目的と期待される成果
1. コーディング時間の短縮
AIによる自動化を活用することで、コーディングやデバッグにかかる時間を劇的に短縮。これによりスピーディな機能追加や改善が期待され、ユーザーへの価値提供を迅速化します。
2. 高品質なサービス提供
AIの高度なサポートにより、精度の高いコード生成とレビューが可能に。これによって、ソフトウェアの品質が一段と向上し、ユーザーに安定したサービスを提供します。
3. 業務全体の生産性向上
「Cursor」はコーディングだけでなく、日常業務のタスク管理やドキュメント作成にもAIを活用。その結果、業務全体の生産性が向上します。
4. エンジニアの創造性最大化
エンジニアが反復的な作業をAIに任せることで、より複雑な問題解決や新しいアイデアの創出に専念できる環境を実現します。
5. AIネイティブな文化の醸成
全てのエンジニアが日常的にAIツールを活用することで、組織全体のAIリテラシーが向上し、AIを前提とした開発文化が根付くことを目指しています。
今後の展開
カカクコムでは、エンジニアだけでなく、プロダクトマネージャーやデザイナー向けの導入も計画しており、幅広い分野でAIを活用した取り組みを強化していく見通しです。
CTOのコメント
上級執行役員CTOの京和 崇行氏は、「Cursorを導入することでプロダクト開発の速度を上げ、ユーザーにより良い体験を届けていく」と語っています。また、彼は生成AIの導入を「そろばんが電卓に変わる」ような革新的な進化と捉えており、エンジニア一人ひとりのキャリアにも重要な意義があると述べています。
今後も、カカクコムは「AI EXCELLENCE」を実現するための第一歩として、さまざまな生成AIツールを活用した新しいサービスを生み出していくことでしょう。
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