伝統と創意が息づく年賀状展
埼玉県熊谷市に位置する梅林堂が開催する『年賀状展』が、多様な作風を持つ熊谷書人連盟の作品を展示することになりました。第6回目となる本展は、年賀状仕舞いが多くなり、人との繋がりや想いを形にすることの大切さが見直される中での開催です。
この展示を通じて、参加者は温かい新年の気持ちを感じながら、年賀状の魅力を再認識できることでしょう。本展に出展される作品は、年賀状を交わす機会が減少している現代において、文字に込められた想いや美しさを感じる手助けになります。
作家の魅力的な年賀状作品
本展では、書道家たちが表現する年賀状の数々が並びます。ここでは、一部の作品をご紹介します。
1.
栗崎 浩一路氏の作品
> 「あけましておめでとうございます。貴家のご多幸を ご祈念申し上げます」
明るい新年の挨拶が、筆跡を通じて心からの祝福を伝えています。
2.
依田 祥道氏の作品
> 「優駿(甲骨文字)新しき年のはしめにかくしこそ千歳をかねてたのしきをつめ」
甲骨文字を使用したこの作品は、古代の知恵を現代に生かした力強いメッセージです。
3.
柴﨑泉聲氏の作品
> 「駑馬十駕 本年もよろしくお願いいたします」
足元の鈍い馬も、努力を重ねれば目標に到達できるという勇気を与える言葉が描かれています。
4.
入江 孝至氏の作品
> 「頌春献寿 今さら優秀になれないので焦らず転ばず一歩一歩です今年もヨロシク」
自身の成長と新年の抱負を筆に託した、心温まる作品となっています。
熊谷書人連盟の活動
熊谷書人連盟は、昭和24年に設立され、74年間にわたり書道文化の普及に努めてきました。地域の人々に書を親しんでもらうために、様々な活動を展開し、市内各所で作品展を開催。市民の皆様が身近に書道を感じられる環境を作り出しています。
会長の入江氏は、「厳しい社会環境にあっても、書は人の心に寄り添い続けます。私たちはこれからも書道の力を信じて、地域に喜びを届けたい」と述べています。
年賀状展の詳細
- - 日程: 2025年12月1日(月)〜2026年1月31日(土)
- - 時間: 10:00〜18:00
- - 場所: 熊谷市箱田6-6-15(梅林堂箱田本店)
- - 駐車場も完備しており、気軽に足を運べるよう配慮されています。
この展示によって、ぜひ『書の魅力』を体感してください。新しい年の始まりにこそ、心を込めたメッセージだけでなく、その背後にある想いを改めて考える機会にしてください。
梅林堂について
梅林堂は元治元年(1864年)に創業以来、160年以上にわたり、埼玉の地でお菓子作りに情熱を注いできた老舗です。人と人を自然につなげるお菓子作りを目指し、地域に愛される存在であり続けています。