G20サミットでドローン展示
2019-07-10 14:00:03

VTOL型ドローン「Swift021」G20大阪サミットでの注目展示

VTOL型ドローン「Swift021」の存在感



2019年6月27日から30日まで、大阪で開催されたG20サミットにおいて、スウィフト・エックスアイ株式会社が展開した VTOL(垂直離着陸)型ドローン「Swift021」の展示が注目を浴びました。このドローンは、実物大の模型としてPRブース内に置かれ、国際メディアや各国の要人たちにその技術力を披露しました。日本企業としては唯一の展示となり、参加者の関心を引くことに成功しました。

展示の場は、大阪・関西万博のPRブースで、ギャラリーはインテックス大阪3号館に位置していました。このブースでは、2025年に予定されている大阪・関西万博の目的や理念、特に持続可能な開発目標(SDGs)や、国の目指すSociety5.0について説明されていました。これらの基本理念に基づき、Swift021は新しい技術として高評価を得ていました。

Swift021の特長



Swift021は、SDGsの達成とSociety5.0の実現に向けた先進的な技術を象徴しています。アメリカに本社を置く親会社のSwift Engineering Inc.は、航空宇宙関連の強力なバックグラウンドがあり、多くの大手企業との連携があり、航空機レベルの安全性を備えています。そのため、VTOL型ドローンでありながら、高度な安全性が確保されています。 さらに、独自に開発されたAIを搭載しており、完全自律で飛行できる能力を持つほか、フェイルセーフ機能も備えています。これらの機能により、Swift021は2時間以上の連続飛行が可能です。

技術的背景と安全管理



Swift Xiは兵庫県が取り組む「ドローン先行的利活用業務」に選ばれ、土砂災害や森林調査、港湾施設の健全度調査などにドローンの利活用を行っています。オペレーション面でも、米海兵隊の元教官による安全管理が徹底されており、その信頼性は非常に高い評価を受けています。

未来の挑戦


COOのニック・バルアは、G20サミットでの展示を振り返り、今後のEXPO2025に向けて新型ドローン「HALE」を提案したいと語りました。HALEは、高度18,000メートルでの長期間の飛行が可能なドローンであり、災害情報収集や通信網の強化など様々な用途に利用できます。これはSwift EngineeringがNASAとの共同プロジェクトで開発している技術で、2020年にはテストフライトがアメリカで行われました。

会社概要



スウィフト・エックスアイ株式会社は、2018年4月に設立され、神戸市を拠点としています。代表取締役は松下弘幸氏で、最高執行責任者にはニック・バルア博士が就任しています。今後も他の地域や国際市場への進出を視野に入れ、更なる挑戦を続ける姿勢を明言しています。

このように、Swift021は単なるドローンではなく、未来のテクノロジーを支える重要な存在として、多くの期待を寄せられています。国際的な場での認知度向上と共に、その技術力が今後どのように社会に貢献していくのかが大いに注目されます。

会社情報

会社名
スウィフト・エックスアイ株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区加納町2丁目1-15
電話番号
078-231-8280

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