インパクトサークル株式会社がシリーズAラウンドとして3億3,500万円の資金調達を発表
2023年、インパクトサークル株式会社が約3億3,500万円の資金調達に成功しました。この資金は、株式会社環境エネルギー投資が運営するインパクトファンド「EEI5号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合」からの出資によるもので、サステナブルな社会の実現に向けた新たな取り組みへとつながります。
環境エネルギー投資のコメント
環境エネルギー投資の取締役、中村謙吾氏は「社会課題解決に向けたインパクトファイナンスは急速に拡大しており、その中でインパクトの可視化と開示がますます重要になっています。当社は2018年からインパクトファンドを運営してきた経験を活かし、インパクトサークルの成長を支援することで、インパクトファイナンスのエコシステムを一層進化させていきたいと考えています」と述べました。
インパクトサークルの事業モデル
インパクトサークルは、インパクト可視化プラットフォームを構築するスタートアップです。本社は東京都港区にあり、現在の事業の核となるのは、インパクト可視化を行うためのシステムやコンサルティングサービスです。投資家や資金供給者との連携を図りながら、実績のあるインパクト創出を伴う資金供給の支援を行うことを目指しています。
これまで同社は、貧困削減や雇用創出などの社会的なインパクトを創出するため、国内外でインパクトファイナンスを提供してきました。投資者向けには、資金供給先でのインパクトデータを収集し、それを基にしたインパクトレポートの作成も行っています。また、事業者に対しては、インパクト投融資の獲得をサポートするためのデータ分析や報告書の提供を行っています。
今後のビジョンと展望
今回の資金調達を受け、インパクトサークルはインパクト可視化のコンサルティングやシステム提供を正式なサービスとして展開していく予定です。また、資金を活用して、デジタルトランスフォーメーションを実現し、インパクト測定とマネジメント(IMM)プロセスを一層向上させるための仕組みを提供することを計画しています。
新たな取り組みへの期待
インパクトサークルは、今後さまざまな業種の事業者や環境に配慮した投資家とのパートナーシップを通じて、インパクト可視化プラットフォームの構築に向けた動きに力を入れていきます。経済、社会、そして環境の持続可能な発展に寄与するために、同社の取り組みに注目が集まっています。
会社情報
- - 会社名: インパクトサークル株式会社
- - 代表者: 代表取締役社長/CEO 高橋智志
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階
- - 事業内容: インパクト可視化サービス/プラットフォームの提供
- - 設立日: 2021年7月29日
- - 資本金: 5億9,000万円(資本準備金含む)
インパクトサークルの今後の発展に、期待が寄せられています。多数の事業者との連携を促進し、インパクトファイナンスの新たな可能性を切り拓くことが期待されています。