外国人介護士の調査
2025-01-21 11:53:15

外国人介護士が語る日本での働きがいと課題についての調査結果

外国人介護士が抱く日本での期待と現実



介護業界は、高齢化社会の進展に伴い輸入人材に依存する状況が続いています。特に特定技能として日本で働く外国人介護士に関する調査が、株式会社ニッソーネットによって実施されました。この調査では、介護職に従事する136人の外国人が日本での生活や仕事に関する意見を寄せています。

調査の概要


調査は、2024年の11月末から12月中旬にかけてオンラインで実施され、特定技能として介護職に就く外国人を対象にしました。調査結果からは、日本での仕事を通じた彼らの希望や現状の課題が浮き彫りになりました。

資格取得に対する意欲


調査に参加した回答者の中で、最も多くの人が取得している資格は「認知症介護基礎研修」で約4割を占めていました。また、次いで「介護福祉士実務者研修」を受けた人も3割強に達します。さらには、今後取得したい資格として「介護福祉士」を希望する声が85%に上り、より専門的な知識を求める姿勢が見受けられました。これらの結果からは、日本でキャリアを積む意欲が強いことが表れています。

日本での長期就労希望


調査では、約6割の参加者が「できるだけ長く日本で働きたい」と回答しました。この高い意欲は、「介護福祉士」の取得を通じた長期的な就業希望と関連しており、外国人介護士たちが日本でのキャリア形成を真剣に考えていることがわかります。

日本で働く魅力と困難


日本での働きがいとして挙げられたのは「高い給料」や「介護技術の向上」、「日本語力の習得」といった点が約5割で拮抗しました。一方で、困難な点としては「気候の違い」が32.4%を占めており、それに続いて「家探し」や「公的手続き」に関する問題も多くの回答を得ました。このように、生活基盤を確立することが難しいという課題が浮かび上がります。

都市部と地方の勤務希望


興味深いことに、回答者の中では都市部での勤務を希望する声が約6割に達しましたが、地方への就労を希望する人も4割強存在しました。都市部の好条件としては「生活の便利さ」が挙げられ、一方で地方の魅力には「自然の豊かさ」や「生活費の安さ」が評価されることが多く、この二点のバランスが介護人材の選択に影響を与えています。

語るべき日本の現実


日本で働く外国人介護士の多くが高い意欲を持ちながらも、様々な生活や仕事上の課題に直面していることが今回の調査でわかりました。特に、日本語力不足は業務に直結する難題として浮かび上がり、語学学習の重要性が強調されています。平均年齢や勤続年数から考えると、外国人介護士が日本においてどのような支援を必要としているかを理解することが、今後の介護業界における人材管理の鍵となります。

総まとめ


厚生労働省のデータによると、2023年の介護職員数は初めて減少に転じています。これからも外国人介護士が求められる中、ニッソーネットのような企業は、外国人材の教育や資格取得支援を行い、彼らの長期的な雇用を目指して早急に対応する必要があります。


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会社情報

会社名
株式会社ニッソーネット
住所
大阪府大阪市北区芝田1-4-14芝田町ビル2F
電話番号
06-6375-2111

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