アメリカン・エキスプレスとGMOペイメントゲートウェイ株式会社は、2024年10月23日から企業間決済のキャッシュレス化を支援する新たな「請求書カード払いサービス」の運用を開始します。このサービスは、受け取った請求書をクレジットカードで支払えるもので、カード決済が不可能な取引先に対しても利用が可能となります。
この新方式は、企業の業務効率化を目指しており、特に人手不足や後継者不足、賃上げ問題など、経営者が抱える多様な課題に応えるものです。無駄の削減や迅速な決済を実現することにより、経営の集中を促進します。
現在、日本政府はキャッシュレス決済の比率を2025年までに4割に引き上げる目標を掲げており、個人決済の成長は目覚ましいものの、企業間決済にはまだ大きな伸びしろがあります。特に、2026年を見据えて紙の約束手形や小切手の廃止が進む中、企業間でのキャッシュレス決済はかつてないほど注目を集めています。
今回の協業において、アメリカン・エキスプレスは主にビジネス・カード会員をターゲットにしたマーケティングを担当し、一方GMO-PGは専用ウェブサイトの構築と運営を行うことで、このサービスを支えます。このような連携によって、企業のキャッシュレス決済を促進し、業務の効率化に寄与することが期待されています。
実際のサービスの利用は、PCやスマートフォンを用いて請求書をアップロードし、必要な情報を入力するという手順で行います。最短で当日の振り込みが可能で、これにより経営者はよりスムーズな資金管理を実現できるでしょう。
アメリカン・エキスプレスの須藤社長は、個人事業主や中小企業に向けた多様なサービスを提供する中で、この新サービスが業務効率化に繋がることを強調しました。一方、GMOペイメントゲートウェイの相浦社長は、キャッシュレス化や業務の効率性を高めることによって貢献できる自信を示しています。
このように、アメリカン・エキスプレスとGMO-PGの新しい試みは、今後の企業間取引におけるキャッシュレスの進展を加速させ、さまざまなビジネスの成長に寄与していくことでしょう。
アメリカン・エキスプレスとGMOペイメントゲートウェイの取り組みによって、今後の企業間決済におけるキャッシュレス化が一層進展し、経営者たちが本業に専念できる環境が整うことが期待されています。このサービスの詳細については、各社の公式ウェブサイトで確認できます。