アマダイを調べ隊!
2024-07-10 11:48:17

山口県発!未来の海を守る!アマダイを学び、資源保護の大切さを知る体験型イベント

山口県の未来を担う子どもたちが、アマダイを通して海の大切さを学ぶ!



山口県が誇る高級魚アマダイを通して、海の未来を考える体験型イベント「アマダイを調べ隊」が、7月6日(土)に開催されました。このイベントは、次世代へ豊かな海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として、一般社団法人海と日本プロジェクトinやまぐちが主催しました。

当日は、山口県内の小学5・6年生24名が参加。県漁協萩地方卸売市場や山口県外海栽培漁業センターを訪問し、アマダイの生態や漁獲方法、資源保護の取り組みについて学びました。

アマダイってどんな魚?



午前中は、県漁協萩地方卸売市場でアマダイの生態や漁獲方法についての講義が行われました。講師は、アマダイや萩市の海に詳しい県漁協萩地方卸売市場の末武克典副市場長。アマダイは、萩市の見島沖で安定して獲れ、2014年度以降日本一の漁獲量を誇る高級魚であることを学びました。また、同じ「タイ」と名前はつくものの、アマダイは真鯛(タイ科)とは違う仲間(アマダイ科)であることを知った子どもたちは、驚きと同時に興味津々の様子でした。

漁師さんから直接話を聞く!



続いて、アマダイ漁師の濱本尚洋さんと小田諒一さんから、実際にアマダイがどのように獲られているのかを学びました。水深80~130mの海底に巣穴を掘って生活しているアマダイは、雑食で何でも食べますが、今はイカを餌にしているとのこと。漁をする船は、昔に比べて半分以下になっているなど、漁業を取り巻く現状についてもお話を伺いました。子どもたちは、普段見ることのできない船や仕掛けを目の当たりにし、熱心にメモを取ったり、質問をしたりしていました。

アマダイ資源の未来を考える!



午後には、山口県外海栽培漁業センターへ移動。ここでは、専門研究員の大田寿行さんと阿武遼吾さんから、山口県のアマダイが抱える漁獲量の減少問題と、それを解決するための資源保護の取り組みについて説明を受けました。

アマダイの稚魚放流!



イベントの最後には、全国で初めて大量生産に成功したシロアマダイの種苗生産施設を見学し、稚魚を岸壁に放流しました。子どもたちは、顕微鏡で餌となるプランクトンを観察したり、稚魚が泳ぐプールを見学したりしながら、アマダイの育成について学びました。

未来へつなげる!



参加した子どもたちは、アマダイについて多くのことを学び、海の豊かさと資源保護の大切さを実感しました。今回の体験をもとに、オリジナルコラボ食品のアイディアを考案し、次回8月5日(月)に行われるDAY2では、実際に漁船に乗船してアマダイ漁を体験します。

「アマダイを調べ隊」は、子どもたちが海の未来について考え、行動を起こすきっかけとなるイベントです。山口県では、今後もこのようなイベントを通して、次世代へ豊かな海を引き継ぐための活動を続けていきます。


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