現代アートの融合!「synchronicity」展で生まれる新たな可能性
現代アートのギャラリーを運営する株式会社タグボートは、2024年7月5日(金)から27日(土)まで、東京・日本橋富沢町にあるtagboatにて、新埜康平、カネコタカナオ、中島友太によるグループ展「synchronicity」を開催いたします。
本展では、80年代、90年代のストリートカルチャーや映画、漫画に影響を受けた3名のアーティストが、独自の視点で異なる時代や技法を融合させた作品を展示いたします。それぞれの表現から生まれた新しい視点は、synchronicity(共時性)を通じて、新たなアートの可能性を共有します。
注目すべき3人のアーティスト
今回の出展者は、それぞれの解釈で「synchronicity」を咀嚼した渾身の新作を発表いたします。
新埜康平は、90年代の等身大カルチャーに影響を受け、日常の中にある美しさを表現しています。過去のカルチャーを繋ぎ合わせて新しいものを生み出す手法は、現在の制作にも影響を与えています。本展では、まるで映画のワンシーンのように普遍的な日常を描きながらも、前後感のストーリー性のある画面構成を意識した作品を展示いたします。日本画の余白を想起させる展示空間もぜひご注目ください。
カネコタカナオは、80年代、90年代の漫画や記号・グラフィティなどを組み合わせながら、情報過多や匿名性に焦点を当てた作品を制作しています。多重構造が印象的な作品は、ひとつの画面に様々な要素が盛り込まれています。本展では、「ゆるい繋がり」をテーマにした作品を展示いたします。
中島友太は、二度と来ない過去の消えていくものに興味があり、古い映画や古本、ネットから拾った画像、Ai生成データなどからサンプリングした素材をコラージュのように組み合わせた作品を制作しています。本展では、これまでの作風に加え、自分自身の現在の心境を交えた作品を展示いたします。
ギャラリー中央の柱に注目!
ギャラリー中央に位置する柱には、3名それぞれの制作したポスターを埋め尽くすインスタレーションが展開されます。それぞれの作品が行き交う交差点をイメージしたインスタレーションは、天井の高さを活かし、最大限に張り巡らされます。ぜひ、作品と共に中央の柱にも注目してご覧ください。
一夜限りのDJ/VJイベントも開催!
アートディレクター兼映像作家でもある中島友太は、VJとしても活躍の場を広げています。展覧会初日のDJ/VJイベントでは、VJとして「synchronicity」をテーマに映像演出を行います。また、ゲストにDJのPERK-D氏を迎え、DJの経験を持つ新埜康平も参加します。一夜限りの音楽と映像が融合したパフォーマンスをお楽しみください。
詳細情報
開催期間: 2024年7月5日(金)~7月27日(土)
営業時間: 11:00-19:00
休廊: 日月祝
入場: 無料・予約不要
会場: tagboat 〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町 1F
「synchronicity」特設ページ: http://tagboat.co.jp/synchronicity/
オープニングレセプション(DJ/VJイベント):
開催日時: 2024年7月5日(金)18:00-20:00
DJ: PERK-D(@perkdesignoffice)、Kohei Arano(@kohei_arano)
VJ: Yuta Nakajima(@yutanakajima_elm)
アーティストプロフィール
新埜康平
東京生まれ。東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。ストリートカルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成等、様々な絵画的要素を取り入れ、日本画×ストリートをテーマに制作。
カネコタカナオ
1977年埼玉県出身。2000年武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業。現在は東京で活動中。「緩やかなつながり」について漫画や記号・グラフィティなどを組み合わせながら再構成しています。
中島友太
アーティスト、アートディレクター。映像作家。エンライトメント所属。アーティストのヒロ杉山に師事。アートとデザイン、映像作品、コマーシャルワークなども多く手がけ、ボーダーレスに活動。
まとめ
現代アートの3人のアーティストが、それぞれの解釈で「synchronicity」を表現したグループ展「synchronicity」。異なる時代や技法が融合した作品を通して、新たなアートの可能性を感じてみてはいかがでしょうか。