シリアの未来を築くために
認定NPO法人REALs(リアルズ)が、シリアにおける平和構築を目指し、クラウドファンディングを開始しました。目標金額は1,000万円。プロジェクト名は「岐路に立つシリア。平和な社会をつくるための人材育成としくみづくりを」と題されています。この募集は、2025年4月7日から6月13日まで行われ、支援を募っています。
シリアの現在
シリアは現在、アサド政権の崩壊という歴史的瞬間を迎えています。2024年12月まで続いた独裁政権と14年にわたる内戦が終焉を告げましたが、これからのシリアの国づくりは非常に困難な課題を抱えています。複数の宗教や宗派が共存するこの国では、今後平和に進むか、再び争いに戻るかの分岐点に立っています。
国連や各国政府主導の和平への取り組みが機能しない現状において、市民が主体的に和平プロセスに関与し、自らの声を反映させることが、持続可能な平和の実現に向けた大きなカギとなります。この状況を踏まえ、REALsは現地の声を反映し、平和の担い手となる人材育成と基盤づくりに取り組むことを決定しました。
プロジェクトの目的と内容
プロジェクト概要
- - タイトル: 岐路に立つシリア。平和な社会をつくるための人材育成としくみづくりを
- - URL: クラウドファンディングページ
- - 目標金額: 1,000万円
- - 募集期間: 2025年4月7日(月)9時〜6月13日(金)23時
- - 資金の使途: シリアでの「平和の担い手」の育成、地域での平和構築の実践、対話会議の開催など
- - 形式: 寄付金控除型 / All-in形式
このプロジェクトでは、集まった資金はシリアにおいて平和を担う人材の育成や、実践的な平和構築活動の支援、そして地域の人々の対話を促進するための会議の開催に使用されます。特に、All-in形式を採用しているため、目標金額に関係なく集まった支援金全てが活用されることになります。
REALsの活動について
REALsは、1999年に設立された紛争下の人々を支援する認定NPO法人です。これまでに16カ国で活動を行い、争いやテロから生まれる困難に立ち向かうための支援をしてきました。現在は、シリアをはじめ、ガザ、アフガニスタン、トルコ、南スーダン、ケニアなどでも平和構築に向けた活動を展開しています。
その中で、REALsは現地の担い手を育成し、争いを防ぐための仕組みづくりを進めています。異なる民族や宗教を持つ人々が共存できる未来を目指し、持続可能な平和のための基盤をあらゆる場所で構築していくことが、彼らのミッションです。
未来に向けて
シリアは今、平和と混乱の分岐点に立っています。市民自身が平和の担い手となるための人材育成やコミュニティづくりが求められています。あなたも、このプロジェクトに参加し、一緒に平和を築いていく道に踏み出してみませんか?
詳細は
こちらのクラウドファンディングサイトをご覧ください。