福井県鯖江市、もう一つの日本の産業を支える地域が「MADE IN JAPAN,風土 IN JAPAN」を掲げて、新たな地域づくりを推進しています。この取り組みは、眼鏡フレームの製造において国内市場の90%以上を占める当産地が、真の「MADE IN JAPAN」という価値を象徴するものです。さまざまな企業が加盟する(一社)福井県眼鏡協会は、この運動を通じて、原産国表示の運用を明確化し、海外で組み立てられた製品が「MADE IN JAPAN」として流通する現状を改善しようとしています。
現在、特に問題視されているのが、外国で加工された眼鏡フレームが、最終工程だけを国内で行い「MADE IN JAPAN」と表示されるケースです。これを未然に防ぐことがこの運動の核心であり、消費者にとっても紛らわしいこの行為に対して厳正な姿勢を打ち出すことが求められています。眼鏡協会は、消費者に対してより明確な情報提供を行うことで、従来の「MADE IN JAPAN」の価値を高めることを目的としています。
さらに、地域の豊かさを維持し、未来に向けた持続可能な地域開発を意識し、地域固有の風土から生まれる高品質な眼鏡の生産に力を入れています。眼鏡協会に所属する各社も、この地域のものづくりを象徴する製品を開発し、消費者に届ける努力をしています。
この理念を具体化するため、眼鏡協会では「MADE IN JAPAN,風土 IN JAPAN」というスローガンを掲げたポスターを制作し、以下のようにその啓蒙活動を行っていく計画です。
啓蒙計画の詳細
1.
ポスターの配布
-
ポスター大(B1、100枚)
配布先: 福井県の公営施設、鯖江市内の学校や駅など、国の機関や協会の直営店、イベントなどで掲示します。
-
ポスター小(B2、5000枚)
配布先: 全国の眼鏡小売店や商工会議所会員企業など、広範に配布します。
2.
フライヤーの配布
-
フライヤー(A4、10000~20000枚)
同様に地域や国の機関、協会の店で配布し、情報を広めます。
3.
広告活動
- 眼鏡業界紙などを通じて、さらなる認知を目指します。
4.
公式HP・SNSでの情報発信
- 福井県眼鏡協会の公式HPやSNSを活用し、最新情報をお届けします。
これらの取り組みを通じて、福井県鯖江市は「MADE IN JAPAN」の精神を具現化し、地域経済の発展に貢献することを目指しています。その背景には、目指すべき未来への強い思いが込められています。今後、全国へ広がるこの運動に、多くの皆さんにご賛同いただけることを願っています。