一休寺の幻想的な夜
2025-03-10 11:53:36

夜の一休寺で体験する幽玄の世界のライトアップイベント

幽玄の世界を体感する夜の一休寺



2025年のゴールデンウィーク、京都府京田辺市の一休寺で「陰翳と瞑想の世界 一休寺 翠のライトアップ」が開催されます。このユニークなイベントが実現するためには、クラウドファンディングの支援が必要です。

特別な夜の体験


一休寺は、臨済宗大徳寺派の寺院であり、鎌倉時代に創建され、室町時代の一休禅師によって再興されました。この寺院は、朝昼夜それぞれに異なる美しさを持っていますが、今回は夜の魅力を最大限に引き出すためのライトアップが企画されています。

点灯計画は照明デザイナーの原田武敏氏とのコラボレーションによって実現し、光と影の絶妙なバランスが演出されます。「光で夜を消すのではなく、光と陰の調和が静寂を引き立てる」というコンセプトは、日本の美意識を再確認させてくれるものです。このプロジェクトは、谷崎潤一郎の著書『陰翳礼讃』からインスパイアを受けたものだと言われています。

ライトアップの詳細


このイベントは2025年5月2日から5月5日までの4日間、17:30から20:30まで開催されます。毎日80名限定で、参加者には南山城福寿園の抹茶と特製和菓子が提供されます。和菓子は、谷崎が語った「羊羹」を模しており、体験をより深くする要素が盛り込まれています。

クラウドファンディングの背景


「本当に夜の魅力を伝えられているのか?」という疑問から、今回のプロジェクトがスタートしました。近年、京都では多くのライトアップイベントが開かれていますが、一休寺は夜にしか見せられない特別な側面を灯りによって表現することを目指しています。このイベントは、ただの観光地としてではなく、禅の思想と日本文化の深い部分に触れる機会を提供します。

クラウドファンディングは「READYFOR」を利用し、目標金額は80万円です。資金はライトアップの設営や運営に使われます。参加者はイベントチケットやオリジナル朱印帳などのリターンを受け取ることができます。

万博に向けた展望


2025年の大阪・関西万博の開催も予定されており、多くの訪問者が関西地域に集まるタイミングです。この機会を生かし、一休寺を訪れる人々に向けて、大切にしたい日本の文化を発信する絶好のチャンスとなります。

現代における「闇と灯り」の美


かつて、一休寺では夜になると電灯がなく、月明かりやろうそくの炎で幻想的な空間が生まれていました。今回の取り組みを通じて、私たちは現代人が忘れがちな「闇と灯りの美」を再発見し、その価値をより多くの人々と共有したいと考えています。

お問い合わせ


酬恩庵一休寺に関する詳しい情報は、公式HP(https://www.ikkyuji.org/)またはクラウドファンディングページ(https://readyfor.jp/projects/ikkyuu3)をご覧ください。


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会社情報

会社名
酬恩庵
住所
京都府京田辺市薪里ノ内102
電話番号
0774-62-0193

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