戦後80年、情報誌「のんびる」が提案する未来
2025年は、日本が第二次世界大戦に終止符を打った年から80年目を迎えます。その記念すべき節目に、パルシステム生活協同組合連合会は地域の課題解決をテーマにした情報誌「のんびる」の7・8月号を発行します。タイトルは「この世界が壊れる前にわたしにできること」で、平和と平等な社会の実現に向けた行動を促進する特集が組まれています。
小さな声を大きな力に
特集の中では、「政治的な手芸部」という活動が紹介されます。この団体は、国際女性デーに向けて、政治的メッセージが込められたバナーを手芸で制作するプロジェクトを行っています。2025年には、寄せられた122人の願いや祈りがこもったパーツを使って、大きな「抵抗」の旗を作り、渋谷の街を行進しました。手芸という身近な活動を通じて、女性たちが集まる場を作り上げ、彼女たちの小さな声が大きな力になる様子をレポートします。
行動が共感を生む
また、情報誌では、2001年のアメリカ同時多発テロを契機に、石川県金沢市で行われた初のピースウォークのエピソードも取り上げます。この市民運動は、一歩を踏み出すことで、共感を呼び、仲間ができ、活動が広がる様子を描いています。小さな行動がどのように大きな影響をもたらすかを感じ取ることができる内容です。
多様な社会課題に学ぶ
誌面では、原発問題や難民・移民問題など、さまざまな社会課題についても触れ、自らが関わりながら考える場を提供します。読者に対して、自分が何かできることはないかを問いかけ、深く考える機会を与える内容になっています。
追悼と温かい思い出
特集の中では、今年2月にこの世を去った料理研究家の枝元なほみさんの追悼インタビューも掲載されます。枝元さんは、ホームレスの自立支援を応援する「ビッグイシュー」の共同代表として、貧困問題に向き合い続けてきました。その温かい人柄や「食べられない人がいなくなる社会」を目指した姿勢について、関係者が思い出を語ります。
「のんびる」の役割
「のんびる」は、地域に根ざした豊かなつながりを育み、「困ったときにはみんなで助け合う」生き方を推進する情報誌です。地域の多様な課題に向き合う人々の活動を紹介し、彼らの協力のもたらす豊かな成果を伝えます。日常生活の困り事を解決するためのヒントや仲間を見つけるための情報を提供し、読者が積極的に社会に関わるきっかけを作り出します。
定期購読のメリット
読者は、宅配商品と一緒に「のんびる」を定期購読することができ、随時発行される冊子によって地域の情報や新たな出会いのチャンスを得ることができます。
未来への展望
パルシステムは、今後も地域の食や生活雑貨に加え、人々をつなげる情報を様々な形で発信していくことを約束します。平和でより良い社会の実現に向けた挑戦を共に進める仲間を、ぜひ「のんびる」を通して見つけてください。
情報誌「のんびる」7・8月号は、2025年7月18日に発行されます。詳しい情報は、パルシステムの公式ページをご覧ください。