バカラとアールデコ
2025-08-25 13:20:41

バカラとアールデコの融合──特別展示で感じる100年の美しさ

2025年、バカラの名を冠した特別展示が丸の内で開催されます。「バカラとアールデコ ~1925年 パリ アール・デコ博覧会から100年~」と題したこの展示会では、フランス・バカラ ミュージアム所蔵の貴重な7点の作品が紹介され、アールデコ様式がもたらした美の真髄を垣間見ることができます。

アール・デコ博覧会の歴史


1925年にパリで開催された「近代装飾芸術・産業美術国際博覧会」、通称アール・デコ博は、芸術と産業が融合する祭典となり、バカラはこの博覧会で特に注目を浴びました。アーティスティック・ディレクターを務めていたジョルジュ・シュヴァリエのもと、バカラは「噴水」をテーマにした壮大なパヴィリオンを展開しました。中央にはクリスタルの水しぶきを思わせるシャンデリアが存在し、訪れる人々を魅了しました。

ジョルジュ・シュヴァリエとバカラの作品


シュヴァリエはアール・デコ様式の象徴とも言えるデザインを多数手掛けました。幾何学的なラインと均整の取れたフォルムが特徴的であり、彼の作品は今なおバカラのデザインに大きな影響を与え続けています。具体的には、シュヴァリエが手がけた「ジェドー(噴水)」というシャンデリアが展示されます。7020個のクリスタルピースから成るこの壮大な作品は、まるで水が湧き出るかのようで、アールデコ初期の傑作とも言えます。

展示される他の作品にも魅力がいっぱいです。たとえば、フランスのデザイナー、ジョルジュ・デュネイムによる「ポピー」という花瓶は、アールデコ様式特有の生命感を伝えることに成功しています。また、フォルムに独自の美しさが感じられる「no. 36 bis」や、1937年のパリ国際博覧会に出展されたグラスセットも展示されます。これらの作品は、当時の最新の技術やデザイン思潮を反映しており、アールデコが生み出した美の象徴です。

展示情報


この特別展示は、2025年8月29日から10月22日まで、バカラショップ 丸の内で開催されます。千代田区丸の内2-5-1、丸の内二丁目ビルの1階に位置し、営業時間は11:00から20:00までですが、不定休となるため、訪れる際はご注意ください。

この展示会は、アールデコ誕生からの歴史を振り返る絶好の機会です。美しいクリスタル作品の数々は、見ごたえがあり、心を打たれます。バカラの魅力を存分に堪能できるこのイベントをお見逃しなく!

バカラとは


バカラは1764年に創業されたブランドで、高品質なクリスタルで知られています。その歴史は、万国博覧会や国際的な展示会で数々の賞を受賞するなど、芸術的な側面でも評価されています。また、世界中のアーティストとのコラボレーションを通じて、独自のコレクションを発表し続けています。バカラのクリスタルは、フランスの祝祭や生活の中で欠かせない存在として、全世界で愛されています。260年以上の歴史を誇るバカラは、伝統と革新を融合させ、今なおグローバルに展開しています。

この特別展示を通じて、アールデコがもたらした美の世界をぜひ体感してみてください。


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会社情報

会社名
バカラ パシフィック株式会社
住所
東京都千代田区丸の内3丁目1番1号
電話番号
03-5510-1455

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