遠藤励写真展「雪が紡ぐもの」がアイデムフォトギャラリーに登場
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、2026年1月5日から21日まで、年頭の特別企画として遠藤励の写真展「雪が紡ぐもの」が開催されます。この展示は毎年恒例の年始企画で、注目の写真家を招いて作品を展示するものです。今年は、スノーボードのプロであり、雪の文化を深く掘り下げてきた遠藤励氏が選ばれました。
遠藤励と雪のつながり
長野県大町市出身の遠藤励氏は、少年時代からスノーボードにのめり込み、過去30年以上にわたり雪上での生活を続けています。彼は、ただのスポーツとしてのスノーボードではなく、雪という自然の一部と人間の関係を探求しています。作品展では、雪が持つ音や匂い、温かみといった感覚を感じられるような、詩的でありながら禅のような青白い世界が展開されます。
遠藤氏は、北アルプスの麓で育ちながら、気候変動の影響を強く受ける北極圏にも目を向けています。その地域の先住民族との交流を通じて、雪が地域の文化や環境にどのように影響しているかを映し出す作品も多く制作しています。横断的な視点で自然界の一部としての雪を捉えたさまざまな作品が、約30点にわたって展示される予定です。
本展の見所
展示作品は、単なるスノーボードの美しい映像ではなく、雪という自然の重要な要素がどのように人々の生活や文化と結びついているのかを考えるきっかけとなるものです。観客は、遠藤氏が捉えた雪の魅力を味わい、その作品を通じて環境問題にも意識を向けることができます。この展示は、ただ見るだけではなく、自身の内面を見つめ、自然との関わりを再考させる深い体験となるでしょう。
アーティストトーク
開催期間中の2026年1月5日には、16時からアーティストトークも実施されます。遠藤氏自身が作品について解説する機会となるため、ファンにとっても貴重な時間となること間違いありません。予約は不要で、どなたでも参加できるので、ぜひ足を運んでみてください。
開催情報
- - 会場: アイデムフォトギャラリー「シリウス」
- - 期間: 2026年1月5日(月)〜1月21日(水)
- - 時間: 10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
- - 休館日: 日曜日
- - 入場料: 無料
- - 住所: 東京都新宿区新宿1-4-10アイデム本社ビル2F
- - アクセス: 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」下車徒歩2分
- - 電話: 03-3350-1211
アイデムフォトギャラリー「シリウス」は、2001年にオープンした写真専用ギャラリーで、様々なジャンルの作品展を開催してきました。特に、作品にとって最適な展示環境を追求していることが特徴です。
今年は遠藤励氏の作品を通じて、雪の美しさやその影響を感じながら、自然との関わりについて考えてみる良い機会となるでしょう。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。