企業間連携を深化させる「大丸有SDGs ACT5」
2025年5月7日から大丸有エリアで約7か月間にわたって開催される「大丸有SDGs ACT5」は、三菱地所株式会社、農林中央金庫、日本経済新聞社、日経BPなどの企業が参加し、SDGsの達成を目指す取り組みです。このプロジェクトは、大丸有エリアでの持続可能な社会づくりを目指して、多彩なアクションやイベントを展開します。
この活動の特徴は、地域の企業が連携して新たなアイデアや取り組みを推進することで、社会的課題への意識を高めることにあります。参加者には、持続可能な食文化の構築や、より良い職場環境の実現、リソースの循環利用、ダイバーシティとインクルージョンの推進といったテーマに基づく学びの場が提供されます。
昨年度も多くの成功を収め、54件のアクションが実施されました。延べ28,219名の参加者があり、また、「丸の内ポイントアプリ」の利用者も1万人以上に達しました。この取り組みが始まった2020年度から見ると、累計参加者数は98,930人にのぼります。
主な活動内容
「大丸有SDGs ACT5」では、5つのテーマ(ACT)が設定されています。
食品ロスの削減や持続可能な食文化の普及に向けて、カフェやレストランなどで取り組まれる活動が展開されます。最近では、地元の生産者やシェフと連携し、試食セミナーを通じて参加者に持続可能な食の選択を促しています。
エネルギーや資源の消費を減らし、持続可能な生活を実現するために、さまざまな活動が行われます。具体的には、環境保全に向けたプロジェクトやワークショップを通じて、地域住民や企業が参加できるイベントが計画されています。
働き方や生活の質を向上させることを目的としたアクションです。ジョギングとごみ拾いを融合させた「プロギング」など、新たなスタイルのアクティビティを通じて、地域の清掃活動を推進しています。
誰もが参加しやすい社会の実現を目指すテーマです。LGBTQ+や障がい者をテーマにしたセミナーやイベントが行われ、企業や個人が共に学ぶ場が提供されます。
SDGsに関連する問題を広く知ってもらうため、さまざまなメディアを通じて情報発信を行います。映画祭やワークショップを通じて、多様な社会課題についての理解を深めてもらう企画もあります。
丸の内ポイントアプリの活用
さらに、今年から「丸の内ポイントアプリ」が「ACT5」キャンペーンに連携して、参加者が行動を通じてポイントを貯められる仕組みを強化します。エコバッグやマイボトルを持参するだけでなく、実施されるイベントに参加することで、ポイントやクーポンを獲得することができます。このアプリを利用することで、その行動がさらに広がり、地域のSDGs活動に参加するきっかけを作ることができます。
おわりに
「大丸有SDGs ACT5」は、単なる活動にとどまらず、地域を巻き込みながら持続可能な未来を築くための重要なイベントです。エリア内の企業や団体、個人が一丸となって、SDGsに向けたアクションを推進していく様子をぜひ楽しみにしてください。参加者一人ひとりの小さな行動が、持続可能な社会の実現につながります。
詳細なスケジュールやイベント内容については、公式サイトをぜひ訪れてご確認ください。