グリーンメチル、クリニック経営の革新を目指す新プログラムを発表

グリーンメチルが展開するクリニック経営変革プログラム

株式会社グリーンメチル（埼玉県さいたま市）は、「保険診療から自費診療への移行」を促進する「クリニック経営変革プログラム」を新たに提供開始しました。このプログラムは、クリニック経営を次のステージへと導くために、経営方針の策定から収益モデルの設計、そして院内の教育プログラムまでを網羅しています。医院の院長とスタッフが一体となり、持続可能な経営体制を実現することを目的としています。

現在の医療界が直面する課題

日本の外来医療は保険診療を中心に構築されていますが、近年は診療報酬の抑制や制度改定により、多くのクリニックが収益の確保に苦しんでいます。診療数が増加しても、利益は上がらず、医療スタッフの負担も増加。院長自身も経営の将来に不安を抱えるケースが増えています。こうした現状に対して、自費診療を導入することへの理解も高まっているものの、実践に際しては院内体制の不足や教育の不十分さ、さらに患者に自信を持って提案できる人材が不足しているため、多くのクリニックが導入を躊躇しています。

解決策としての経営変革プログラム

このような課題を踏まえ、グリーンメチルはクリニック経営変革プログラムを策定しました。このプログラムは、特に以下の3つのフェーズで構成されています。
1. 経営の軸づくり
- クリニックのMVV（ミッション・ビジョン・バリュー）を設定し、明文化します。
- 院長のライフビジョンと経営ビジョンを整理して方向性を一本化します。
- クリニック全体の目標を定義し、収益、組織、診療の3軸で到達点を設定します。

2. 収益モデルと戦略設計
- 自費診療メニューを選定し、クリニックの強みを生かした収益ポートフォリオを構築します。
- 短期・中期の戦略計画を策定し、収益目標と進捗管理を明確にします。
- マーケティング戦略を確立し、患者の導線を設計。

3. 人材教育と体制強化
- 院内教育プログラムを通じて、スタッフのコミュニケーション力を向上させます。
- 自費診療メニューの提案力を高めるためのクロージング研修を実施します。

代表者の言葉

グリーンメチルの代表取締役、小林良太氏は、「本プログラムは医療経営学に基づいた組織設計とゴールセッティング理論を融合した体系的なモデルです。院長が理想とするクリニック像を明確化し、多面的な視点から実現可能性を検証します。医療の質を向上させながら、経営基盤を強化する持続可能な成長モデルを支援します」と述べています。