株式投資に関する全国調査を実施
オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」を運営する株式会社トレジャープロモート(東京都千代田区)は、全国の20代から70代の男女1万人を対象に、株式投資の実態についてアンケートを行いました。調査結果は、今後の金融教育や株投資の普及に役立つ貴重なデータとなっています。
調査の概要
この調査は、インターネットを通じて実施され、男女各5022人、合計10000人が回答しました。調査日程は2024年7月22日から23日までの2日間。対象者を、人口割合に基づいて3つのグループに分け、均等にサンプリングを行い、全国平均を正確に反映できるよう工夫されています。
株式投資への取り組み状況
調査結果によると、「株式投資に取り組んでいる」と回答した人の全国平均は26.7%でした。この数値はやや低く、株式投資がまだ一般的には普及していない状況が反映されています。 これに対し、最も株式投資が盛んなのは埼玉県で38.2%を記録。続いて東京都(37.4%)、愛知県(34.8%)、兵庫県(32.6%)、福岡県(32.5%)が上位を占めました。特に際立つのは埼玉県で、全国平均を11.5ポイント上回り、株式投資への意欲の高さを示しています。
男女別の株式投資状況
男女別のデータを見ると、男性の全国平均が34.2%に対し、女性は19.1%と大きな差が見受けられます。埼玉県の男性は50.0%が株式投資を行っており、男性の2人に1人が積極的に投資に取り組んでいる結果が明らかに。
女性のトップは大分県の29.1%であり、同県の男性(28.2%)より高い数値を示しましたが、多くの都道府県で女性の株式投資は依然として低迷しており、男女差が課題となっています。
金融資産についての調査
株式投資の結果だけでなく、金融資産の保有状況についても調査が行われました。その結果、「1億円以上」という資産を持つ人は全国平均で2.9%であり、福島県が6.1%で最も高いという結果になりました。このデータは、特に資産形成における地域差を理解する手助けになるでしょう。
株式投資の普及に向けた取り組み
これらの結果を受けて、株式投資の普及にはさらなる啓発活動が必要であるとの認識が強まりました。「株の学校ドットコム」では、今後も多様な層に向けた株式投資教育を継続する方針です。若年層や女性を対象にしたプログラムの充実が期待されます。
結論
全国1万人を対象にしたアンケート調査は、株式投資がまだ広範には浸透していないものの、数々のデータからその潜在力と将来性を見出すことができました。新たな金融教育の動きも期待され、特に女性や若年層の参加を促進する取り組みが進むことで、より多くの人々が株式投資に関心を持つことを願っています。
「株の学校ドットコム」に関する詳細な情報や他の調査結果については、
公式サイトをご覧ください。