アドドットコムとidentifyの業務提携
株式会社アドドットコム(本社:東京都港区、代表取締役:杉山善則)と、縦型ショート動画素材の収集を行うidentify株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:鬼山真記)が業務提携を結びました。この協力により、両社の強みを活かした新機能が誕生し、広告クリエイティブ作成が一段と効率的になることが期待されています。
縦型ショート動画の重要性
近年、ソーシャルメディアプラットフォームにおける縦型ショート動画の重要性は急増しています。広告制作会社および広告主は、より効果的なクリエイティブを制作する必要がありますが、従来の素材収集や撮影プロセスは時間とリソースを要するものであり、大きなボトルネックとなっています。そこで、identifyが提供する「DeLMO」は70,000本以上の縦型動画素材を備え、広告制作をサポートします。
提携の背景と目的
アドドットコムの「アド.com」プラットフォームは、広告データ収集力で業界トップクラスを誇ります。今回の提携は、両者が持つ別々の強みを統合し、ユーザーに対してスピーディかつ効率的な広告制作を可能にすることを目指しています。これにより、業界における競争力が大幅に向上することが期待されます。
新機能の特徴
提携によって生まれる新機能では、AI技術により動画クリエイティブを解析し、DeLMOにある動画素材や類似動画素材を迅速に収集できます。一つのプラットフォーム上で、広告クリエイティブの分析から素材収集までが簡単に行え、具体的なデータに基づく広告制作が実現します。また、業種や商品カテゴリに基づいた動画素材のレコメンド機能も搭載されており、広告制作に必要な時間を大幅に短縮することが可能です。
代表者のコメント
identify株式会社の代表取締役CEO、鬼山真記氏は「アドドットコム様との提携により、ショート動画の制作に関する課題を解決できる」とコメントし、このパートナーシップによる市場拡大に期待を寄せています。
一方、アドドットコムの杉山善則社長も「両社の強みの統合により、ユーザー体験が向上することに確信を持っています」と述べ、業界全体の発展を目指す姿勢を示しました。
それぞれの強み
「アド.com」はSNS広告に関するデータを提供し、約12億件という信じられない量のデータ収集を実現しています。この情報を元に、広告運用のスピードを最大限に引き上げ、短時間で効果を得るための支援を行います。一方で、DeLMOは、動画素材を最短1分で収集可能にし、従来の複雑なプロセスをシンプルにします。
まとめ
新たに提携したアドドットコムとidentifyの協力により、広告制作の風景は大きく変わるでしょう。動画広告の効率的な制作を実現し、業界のデジタル化が進展する中で、どのように競争が激化するのか、目が離せません。