リクルート、LGBTQ+への配慮で7年連続最高評価!
株式会社リクルートが、セクシュアルマイノリティへの配慮において高い評価を得ています。任意団体work with Pride(wwP)が策定したPRIDE指標で、7年連続最高評価のゴールドを獲得。さらに、今年は新たに「レインボー認定」も取得しました。これは、セクシュアルマイノリティに関する法制度実現への賛同と、積極的な取り組みが認められた証です。
リクルートの取り組み:多様性を尊重する企業文化
リクルートは創業以来、「個の尊重」を理念として掲げ、多様な人材がそれぞれの能力を発揮できる環境づくりに力を入れてきました。今回の受賞は、その取り組みの成果と言えるでしょう。具体的には、以下の様な施策が実施されています。
1. 包括的な人事制度
配偶者や家族に関する制度は、自治体のパートナーシップ証明の有無に関わらず適用。LGBTQ+の従業員も安心して利用できます。
2. 従業員の意識改革促進
SOGI(性的指向・性自認)に関する理解促進のため、2019年から毎年eラーニングを実施。2023年度は約2.8万人の従業員のうち約90%が受講し、高い理解度を示しました。2024年度は管理職向けのeラーニングも追加し、より効果的な研修体制を構築しています。
3. ALLY行動指針の策定
2024年度には、「知り続けよう、表明しよう、声に出そう」を柱とするALLY行動指針を策定。ALLY(セクシュアルマイノリティを支援する人)を表明するツールを提供するなど、理解促進と組織風土改革を推進しています。
4. 社外との連携
婚姻の平等を支持する企業キャンペーン「Business for Marriage Equality」に賛同表明。また、『ゼクシィ』では、LGBTQフレンドリーな結婚式場を紹介するマップを作成するなど、社会全体の意識改革にも貢献しています。
PRIDE指標とレインボー認定
PRIDE指標は、wwPが企業や団体のLGBTQ+に関する取り組みを評価する指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの指標で構成され、評価に応じてゴールド、シルバー、ブロンズ、レインボー認定が与えられます。
レインボー認定は、ゴールド認定企業の中でも、法制度実現への賛同と、コレクティブ・インパクト型の取り組みを推進する企業に与えられます。リクルートのレインボー認定取得は、その取り組みの積極性と社会への貢献度の高さを示しています。
まとめ
リクルートは、7年連続のゴールドに加え、初のレインボー認定取得という快挙を達成しました。これは、LGBTQ+を含む多様な人材が働きやすい環境づくりへの継続的な努力の証です。今後も、個の尊重を重視し、よりインクルーシブな職場環境の構築を進めていくことが期待されます。