甲子園球場の新たなエコ演出が2026年シーズンから復活
阪神甲子園球場が新たな取り組みとして、2026年シーズンから「ラッキーセブン」のジェット風船演出を再開します。この演出は、阪神タイガースの主催試合においてファンが一緒に楽しむ重要なイベントとして知られています。
フィードバックを活かした新たな試み
この再開に向けて、2025年3月9日に実施されたオープン戦でのジェット風船演出は、ファンや沿線住民からのフィードバックを大切にし、環境にも配慮した仕様が採用されました。使用されるジェット風船は、ポンプ式となっており、周囲への飛沫対策が施されています。
今回の再開では、球場内に専用の回収ボックスを設置し、使用済みの風船を回収・再資源化する取り組みを行います。これは、将来的な継続性を持たせるための重要なステップです。こうした再資源化に向けた努力は、ファンの理解と協力が不可欠であり、一緒に環境を守る活動とされています。
環境を意識した素材利用
注目すべきは、ジェット風船の空気注入部分にペットボトルキャップの再生料が使われる点です。阪神甲子園球場内で集められたペットボトルキャップの一部も利用され、リサイクル化の取り組みが強化されています。これにより、持続可能な演出を目指し、ファンと共に環境に優しい選択を促進します。
ジェット風船再開の概要
ジェット風船の販売及び演出再開については、以下の概要が発表されています。
- - 再開時期:2026年シーズンから(販売開始日未定)
- - 販売店舗及び価格:現在未定、詳細は後日発表
- - 仕様:専用ポンプ式、天然ゴム製(リサイクル可能)
なお、過去に販売されていた通常のジェット風船の使用は禁止されており、専用ポンプ以外で膨らますこともできません。周囲の観客への配慮を忘れず、イニング中の膨らませる行為は禁止されています。
リサイクルへの取り組み
使用後のジェット風船は、専用回収ボックスに戻すようにお願いしています。この回収ボックスは、風船専用であり、他のゴミを入れることは禁止されています。取り組みの一環として、回収された風船は新たな製品に生まれ変わり、環境保護のサポートに寄与します。空気注入部分は新しいものにリサイクルされるほか、風船本体の天然ゴムも別のゴム製品やエネルギー源として活用されます。
未来を見据えた試み
このように、阪神甲子園球場はファンと共に環境に優しいプロジェクトを進めており、持続可能な演出として新しい時代を切り開こうとしています。この取り組みは、ファンが参加できる重要な要素となり、甲子園球場を訪れるたびに新たな楽しみと責任感をもたらすものと期待されています。この新しい試みが、ファンの心を掴むことは間違いありません。