福岡を拠点とするB.LEAGUEのライジングゼファーが、2024-25シーズンで目覚ましい活躍を見せています。11月2日、福岡市で行われた神戸ストークスとの試合では、98-80で勝利を収め、連勝を10に伸ばし西地区の3位に上がりました。この勝利は特に選手たちのチームワークが光った一戦でした。
試合は、福岡の好スタートで幕を開けました。特に#23村上選手は、開始早々に3ポイントシュートを連続で決め、リズムを作りました。#25バーレル選手はファウルでベンチに下がったものの、#8スミス選手や#7西川選手、#12寒竹選手を中心とした多彩な攻撃でペースを掴みます。前半を61-38で折り返す圧倒的な展開となりました。この段階で、福岡はフリースローを13本獲得し、そのうち11本を成功させ、神戸を突き放しました。
後半に入ると、神戸が巻き返しを図ります。福岡のインサイドを攻めるスタイルが功を奏しつつも、神戸の#7綱井選手の3ポイントシュートに連続で沈められ、点差が縮まっていきました。しかし、福岡は冷静さを失わず、絶好調の中村選手がダンクシュートを決めるなどして再び流れを取り戻しました。最終的に福岡は、その堅実なオフェンスとディフェンスで、神戸を退けました。
試合後、浜口HCは選手たちの冷静さと成長について語り、特にスタートメンバーが早々に得点を重ねたことが、チーム全体に良い流れを作ったと評価しました。選手たちのサポートや連携がこの勝利を後押ししたと言います。『外国籍選手が1人の時間帯でも、日本人選手たちがしっかりとディフェンスに励んでくれた』と浜口HCは語りました。
選手の中村太地選手は、前半からの積極的なプレーと相手ビッグマンへの果敢なディフェンスを意識したことが、自身の成績にも寄与したと振り返ります。同様に、村上駿斗選手もファウルトラブルの影響を受けながらも、チームに助言し合いながらプレーしていることの重要性を強調しました。
これからの試合でも、選手たちは怪我を避けつつ、どのメンバーがスタートしても高いレベルを維持できるよう努力すると宣言しました。次の対戦相手となる愛媛戦では、バーレル選手とスミス選手を休ませながら、全員で連勝の勢いを続けていきたいとのことです。
今後もライジングゼファー福岡の活躍から目が離せません。チームのさらなる成長とともに、次なる試合の行方にも期待がかかります。