オムロン京都太陽の社員が障害者優良勤労者知事表彰を受賞
2025年9月2日、オムロン京都太陽株式会社の社員、田中伸樹さんと田村宗士さんが、京都府が贈る「障害者優良勤労者知事表彰」を受賞しました。この表彰は、障害者を雇用する企業における優れた働き手を認めるものであり、オムロン京都太陽では2014年以来、通算で12人目の受賞者となります。
賞を受けた社員の業績
田中伸樹さんの評価
田中さんは、生産ラインの管理と人材育成を主に担当しており、新規生産ラインの立ち上げをスムーズに進めながら、生産性や品質、納期の面でも高い成果を挙げています。新人社員の指導にも力を入れ、短期間で戦力化を実現している彼の姿勢が特に評価されました。また、対話を重視したコミュニケーションを通じて、心理的安全性の高いチームを作り上げている点も大きなポイントです。その結果、彼は同僚や上司からも信頼される存在となっています。
田村宗士さんの功績
一方、田村さんは製造ラインの組立工程を担当しており、高い技術力でのはんだ作業が注目されています。彼はアビリンピックで銀賞を受賞するほどの実力を持っており、職場内で他の従業員の模範となっています。さらに、難易度の高い業務をこなしつつ、作業効率を向上させるための治工具製作などにも取り組んでいます。
表彰式の様子
表彰式では、京都府の鈴木副知事が授与を行い、受賞者たちは自身の功績について感謝の言葉を述べました。田中さんは、受賞が個人の力だけではなく、同僚や上司のサポートのおかげであると感謝を表し、今後もチームの理解を深めながら努力していくことを決意しました。田村さんも同様に、支えてくれる仲間の存在を強調し、会社に貢献する姿勢を忘れずに働いていくと誓いました。
オムロン京都太陽株式会社の理念
オムロン京都太陽株式会社は、オムロン株式会社と社会福祉法人太陽の家の共同出資により1985年に設立されました。企業理念は「われわれの働きでわれわれの生活を向上しよりよい社会をつくりましょう」というもので、障害者雇用の促進や雇用ノウハウの提供に積極的に取り組んでいます。「No Charity, but a Chance!」を掲げ、障がい者が活躍できる環境の整備にも努めています。
まとめ
この受賞は、オムロン京都太陽の企業理念が実践されている証であり、社員一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる場を提供していることを示しています。今後も多様な人材が活躍できる環境を整え、より良い社会づくりに貢献する姿勢を続けてまいります。