調理技術の頂点を目指す熱き戦い
2025年8月21日、東京都大田区にあるDS・Lヘッドクォーター羽田で、第6回大庄グループ全国調理甲子園大会の決勝戦が開催されます。この大会は、株式会社大庄が主催し、全国に約300店舗を展開する中で、自社の調理人たちの技術向上と若手技術者への継承を目的としています。
競技の背景
食業界では効率化が進み、調理技術が軽視されることがありますが、大庄グループは創業以来、手作りの美味しさにこだわってきました。この理念を体現するために設立されたのが調理甲子園です。2016年から始まったこの大会は、全国の調理人が互いに腕を競い合い、スキルを磨くことを目的としており、その重要性は年々増しています。
大会の流れと決勝への道のり
全国から選ばれた約300名の調理人が参加し、予選を経て、最後に残った3名が決勝の舞台に立ちます。決勝戦では「慶事」をテーマにしたコース料理を120分で完成させる必要があり、技術だけでなく、チームワークや創造性も求められます。決勝進出者は以下の3名です。
- - お魚総本家 立川店の吉田尚史
- - 第一営業部の菅野稔(『庄や』『呑兵衛』関東エリア担当)
- - オートロキッチン 渋谷店の殖木裕
彼らが調理の腕を競う際には、美味しさ以外にも盛り付けや衛生管理、食材ロスを出さない工夫までが評価対象となります。
審査員の豪華メンバー
今回の決勝戦では、日本の料理界で名の知れた審査員が集結します。揚井忠明氏(有限会社東園代表取締役)、岸義明氏(株式会社グランシェフ常務取締役)、黒田廣昭氏(ホテルニューオータニ幕張日本料理顧問)など、各ジャンルの権威者たちが選手たちの技術を厳しく見守ります。また、審査員長には大庄の副社長、野間信護氏が務めます。
大会の意義
こうした大会を通じて、日本の飲食業界における調理技術の重要性を再認識し、技術を次世代へ伝えていくことが求められています。大庄グループは、業界全体の技術向上を図るため、協賛企業の支援を受けながら活動しています。たくさんの企業がこの大会に協力することで、調理人の育成が進むだけでなく、外食産業全体の技術水準が引き上げられることを目指しています。
この大会の模様は、公式YouTubeチャンネル「庄Tube」を通じて公開されます。多くの人々が、調理の神髄に触れる貴重な機会となることでしょう。戦いの結果は9月25日に行われるイベントで発表されます。どうぞご期待ください!