建機点検業務のペーパーレス化が加速
SORABITO株式会社は、建設機械レンタル業界の効率化に寄与するために開発した「i-Rental 点検」を提供しています。このサービスは、点検業務のペーパーレス化を実現し、業務の効率を飛躍的に向上させるものです。最近、このサービスに登録された点検写真が累計で1,000,000件を突破したという嬉しいニュースが入ってきました。
利用状況の向上
2023年2月にサービスが開始されて以来のわずか1年7ヶ月で、累計点検数が200,000件に達し、さらに月次で30,000件を超える点検が行われているとのことです(2024年9月末時点)。この成長は、建機レンタル業務の現場が求める急速な効率化の動きによるものです。
今後は、複数の建機の点検結果を一括で登録する機能なども開発中で、さらなる業務効率化に向けた取り組みが期待されています。
業界の課題
建機レンタル業務においては、手書きの点検表が多く使われており、過去のデータを探すのが困難であることや、記入内容が不明瞭になる問題が指摘されていました。また、デジタルカメラで撮影した写真をパソコンに転送する手間や、現場での情報の確認における煩雑さも大きな問題です。こうした課題に直面している担当者の声を受け、SORABITOは「i-Rental 点検」の開発を進めました。
特徴と利便性
「i-Rental 点検」では、以下のような特長により、現場での業務を大幅に効率化しています。
1.
スマートフォンを利用した点検作業の集約
点検作業をスタートする際、スマートフォンから点検したい建機の情報を確認できます。点検の進行中には、タップ操作で項目を登録したり、写真を直接アップロードすることも可能です。これにより、過去の点検履歴へのアクセスも格段に容易になりました。
2.
リアルタイムな情報共有
登録した点検結果や機械の最新情報を、関係者がいつでも確認できます。これにより、連絡の手間が省かれ、情報の伝達がスムーズに行えます。
3.
有償修理の請求を簡便化
撮影した写真と正確な作業日時が残るため、有償請求を行う際も取引先とのコミュニケーションが楽になり、修理見積もりの作成も効率化されます。
導入企業の増加
「i-Rental 点検」は今や、オーイタレンタル株式会社や有限会社大宮工機など多くの企業に採用されています(2024年9月末時点)。このサービスを通じて、建機レンタル業界のさらなるデジタル化と業務の簡素化が進むことが期待されています。
未来に向けた展望
SORABITOは、今後も多くの新機能をリリースし続ける予定です。その中には、修理お知らせ機能や点検予定機能、そして写真登録機能の改修などが含まれており、利用者の利便性を高めるための取り組みが続けられています。
建設業界の中でも特に点検業務は手間がかかる分野ですが、「i-Rental 点検」の登場により、その負担が格段に軽減されることでしょう。今後もその進展に注目が集まります。