三菱地所の「HOMETACT」がスマートホームの国際標準規格へ
三菱地所株式会社の提供する総合スマートホームサービス「HOMETACT」が、スマートホーム分野における国際的な標準規格「Matter」の策定団体、Connectivity Standards Alliance(CSA)に加盟しました。この加盟は、日本国内の不動産会社として初の試みとなります。
HOMETACTの特徴と背景
「HOMETACT」は、2021年11月のサービス開始以来、住宅市場におけるスマートホームの普及に取り組んできました。多様化するライフスタイルや高齢化の進展に応えるため、より便利で快適な生活環境を提供することを目指しています。当然、これのみならず、不動産テックや家ナカサービスとの連携を強化し、「暮らし全般を支えるインフラ」を構築しています。
このサービスは、ユーザーが一つのアプリを通じて多様な機器を操作できるプラットフォームを提供。現在、200種類以上のスマートホーム機器と30社以上のメーカーとの連携が実現しており、ユーザーにとって便利な環境を整えています。
Matter規格の意義
「Matter」はIoT機器間のシームレスな通信を可能にするための共通規格であり、今後「HOMETACT」はMatter対応機器との相互接続を実現します。これにより、利用者は自由に機器を選択でき、快適なスマートライフの実現が期待されます。
未来に向けた展望
「HOMETACT」の盟友関係は、スマートホーム市場の拡大をサポートするだけでなく、さまざまな業界企業との協力を通じて、新しい住まいの形を提供する新たな価値を生み出します。特に、健康で安心して暮らせる環境を提供するニーズが高まる中で、多様な機器との連携を強化し、より多くの人々に「HOMETACT」の利便性を届けていくことが目指されています。
コメント
CSAのPresident and CEOであるTobin Richardson氏も、「三菱地所の加入を心より歓迎します。彼らがアライアンスに参加したことはMatterの普及の重要な出来事です」とコメントしています。業界内からの期待の大きさが伺えるでしょう。また、X-HEMISTRYの新貝文将氏も、三菱地所の加盟が日本の住宅市場における大きな前進であると述べています。
HOMETACTの今後の展開
HOMETACTは、全国各地への導入が進み、機能や利便性の拡張が模索されています。関東、関西、東北、中四国、九州と、すでに多くの場所で導入されており、今後の成長が期待されています。さらに、住宅業界の新インフラとしての動きが進む中、ユーザーにとって一層魅力的なサービスへと進化を遂げていくことでしょう。
公式サイト:
HOMETACT で詳細な情報をご確認いただけます。お問い合わせや資料請求も可能です。ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。