スパイダープラス、ベトナム最大手設備工事会社シグマと協業!建設DXサービス「SPIDERPLUS」の現地市場拡大へ
建設DXサービス「SPIDERPLUS」を提供するスパイダープラス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤謙自)は、ベトナム最大手の設備工事会社であるSIGMA ENGINEERING JSC(本社:ベトナム社会主義共和国ハノイ市、以下シグマ社)と、同国市場におけるサービスのローカライズ開発の強化と販売拡大を目的とした協業契約を締結したことを発表しました。
この協業は、経済発展著しいベトナムの建設市場において、両社が日本品質の建設DX普及を推進していくための重要な一歩となります。
協業の背景
ベトナムの建設市場は、近年急速な発展を遂げており、GlobalData Reportによると、2023年の市場規模は約95.8億ドル、2025年から2028年にかけての年間平均成長率(CAGR)は6%以上と見込まれています。
経済成長と人口増加による国家的なインフラ整備や都市部の住宅、工業団地の供給など、建設需要は高まり続けています。
スパイダープラスは、ベトナムに進出している日系企業はもちろん、ベトナム現地企業に対しても多くのヒアリング調査を実施しました。その結果、ベトナム全体での建設DX推進は黎明期であり、より多くの現地企業への導入を進めることで、施工現場におけるコミュニケーションの行き違いや品質・安全管理上の問題をテクノロジーによって解決する意義が大きいと判断しました。
しかしながら、「SPIDERPLUS」のベトナム国内での販売拡大には、現地スタッフからの声を得やすい体制やベトナム市場特有のユーザビリティ強化、ローカライズニーズへの迅速な対応が不可欠です。
これらの課題を克服するため、豊富な施工実績を持ち、ベトナム国内設備工事会社トップ5に7年連続で選出されているシグマ社との協力関係を構築し、サービスのローカライズとベトナム市場での拡大販売を共同で推進することにしました。
シグマ社について
シグマ社は、2005年に設立された総合設備エンジニアリング企業です。電気設備、空気調和設備、給排水衛生設備、消火設備など、幅広い分野で高い専門性と品質を誇り、住宅、商業ビル、工場、風力発電など、様々なプロジェクトを手掛けています。
同社は、2015年にベトナム国内で急速に成長している企業500に選出され、2024年まで、設備工事会社トップ5に7年連続でランクインしています。また、ISO:9001、14001、45001を取得しており、施工だけでなく、働く環境づくりにおいても安全と品質を国際レベルで追求しています。
取り組み展望
今回の協業を通じて、スパイダープラスとシグマ社は以下のような取り組みを推進していきます。
1.
シグマ社での「SPIDERPLUS」導入浸透と顧客の声収集
シグマ社の現場監督が働く現場を中心に、「SPIDERPLUS」を導入し、定期的なフィードバックやヒアリングを実施します。
2.
顧客の声を元にしたローカライズ開発の推進
シグマ社の豊富な経験と高い専門性を活かした顧客の声に基づき、現地スタッフのユーザビリティ向上や独自機能開発を視野に入れた「SPIDERPLUS」のローカライズ開発を進めます。
3.
拡販体制の構築
中期的にシグマ社の全現場監督が「SPIDERPLUS」を活用し、ユーザビリティを強化した上で、同社が請け負う現場を起点とした拡販体制を構築することを目指します。
まとめ
スパイダープラスとシグマ社の協業は、ベトナムにおける建設DXの普及を加速させる重要な取り組みです。両社の強みを活かし、サービスのローカライズと販売拡大を推進することで、ベトナムの建設業界のさらなる発展に貢献していくことが期待されます。
スパイダープラスとシグマ社の協業:建設DXが加速するベトナム市場の未来
スパイダープラスとシグマ社の協業は、建設DXが加速するベトナム市場において非常に重要な意味を持つと言えるでしょう。特に、以下の点が注目されます。
現地市場への深い理解: シグマ社は、ベトナム国内の建設業界でトップクラスの実績を持つ企業です。同社の深い知見とネットワークは、スパイダープラスのサービスを現地市場にスムーズに導入するために不可欠です。
ローカライズの重要性: ベトナム市場では、文化や言語、法規制などの違いを考慮したローカライズが成功の鍵となります。シグマ社との協力により、現地ユーザーのニーズに合わせたサービスを提供することが可能になります。
*
人材育成の必要性: 建設DXの普及には、現場でサービスを使いこなせる人材育成が不可欠です。シグマ社は、自社の現場監督への導入を通じて、人材育成のノウハウを蓄積し、将来的には、より広範囲な人材育成に貢献できる可能性を秘めています。
今回の協業を通じて、スパイダープラスは、ベトナム市場における建設DXのリーディングカンパニーを目指し、更なる事業拡大を目指していくことでしょう。
一方で、シグマ社にとっても、建設現場における業務効率化や情報共有の促進、品質・安全管理の向上など、様々なメリットが期待できます。
両社の協業は、ベトナムの建設業界にとって大きな転換期を迎えることを意味しており、今後の動向が注目されます。