イベント概要
2026年1月31日(土)、東京・代々木にて、フィリピンの元ストリートチルドレンと日本の若者の経験を共有し、彼らの「居場所」について議論するシンポジウムが開催されます。このイベントは、認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)が主催し、フィリピンの現地NGOと協力して実施されています。
シンポジウムの趣旨
フィリピンでは、約37万人のストリートチルドレンが路上で生活しており、多くが経済的自立が困難な状況です。親や身近な大人からの支援が受けられず、信頼関係を築く機会を持ちにくい環境で育った彼らは、学校教育を受けることも難しいまま大人になります。
一方、日本でも家庭や社会から孤立している若者が存在します。本シンポジウムでは、両国の若者が直面する課題をオープンに語り合い、共に解決策を探る機会を提供します。
登壇予定のゲスト
フィリピンの元ストリートチルドレンで、「Y-Dreamers」の副代表を務めるアイリーン・ボロさんが来日し、彼女の経験や活動について語ります。また、日本側からは、親や身近な大人を頼れない若者を支援するNPO法人サンカクシャのスタッフも参加し、彼らの取り組みについて話を伺います。
プログラム内容
1.
アイリーン・ボロさんによる講演
アイリーンさんは、自らの過去と現在の活動について、具体的な体験を交えながら話してくれます。
2.
参加者同士の自己紹介と感想共有
お互いの意見や感想を交換し、共感を深めます。
3.
サンカクシャによるプレゼンテーション
日本の若者を支えるための「居場所づくり」「仕事」「住まい」の取り組みについて説明します。
4.
グループワーク
参加者全員で、各自の思いや提案を共有し、問題に対する理解を深めます。
5.
全体発表とまとめ
最後に、参加者からの意見とゲストのメッセージを交え、全体を振り返ります。
参加対象
このシンポジウムは学生や子育て世代、ボランティアに関心のある全ての方にオススメです。ストリートチルドレンや孤立する若者の現状を知り、自分にできる支援について考えたい方々には特に有意義な場となるでしょう。通訳も用意されているため、言語の壁も心配ありません。
開催情報
- - 日時: 2026年1月31日(土)13:30-16:30(開場13:15)
- - 会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター304号室
- - 参加費: 無料
- - 定員: 70名
申し込み方法
以下のリンクからチケットをお選びいただき、Peatixを通じてお申し込みください。申し込みは2026年1月29日(木)12時まで受け付けます。
詳細・お申し込みはこちら
主催団体について
ACC21は、2005年からアジアの貧困削減に取り組む国際協力NGOです。彼らは、フィリピンの若者への支援のほか、幅広い国際協力活動を展開しています。
このシンポジウムを通じて、国や文化を超えた若者の居場所についての理解を深め、さらに多くの人々が「居場所を考える」きっかけを得られることを願っています。