小学生の朝食事情
2025-10-21 12:05:57

小学生が選ぶ朝食のリアル:ごはん派がパン派を上回る理由とは?

小学生の朝食事情:ごはん派の好調



近年の食事トレンドを反映し、若い世代の間での「タイパ」(タイムパフォーマンス)重視が顕著ですが、最近の調査によると、男子小学生たちはその風潮に逆らい、朝食は「ごはん派」が多数を占める結果となりました。これは、歴史的にも長く続く日本の食文化を背負うものであり、今回の研究は『コロコロコミック研究所』が実施したもので、対象は772人の小学生です。

ごはん派の強み



調査によると、小学生たちの51.8%が朝食で「ごはん」を選択し、「パン」派は48.2%に留まりました。ごはんを選ぶ理由としては、「おいしい・好きだから」という声が31.8%と最も多く、続いて「腹持ちが良い」(10.3%)や「健康的・栄養がある」(7.3%)といった意見が上がっています。一方、パンを選ぶ理由としては「手軽・簡単・早い」というのが特徴的で、ここに「タイパ」を意識した傾向が見て取れます。

したがって、若い世代であっても、単に時間効率だけでなく、味や満足感を重視する傾向があることが伺えます。特に、「おかずとの相性」も重要な要素であり、多様な食文化に触れることで、魅力的な朝食を楽しんでいる様子が見えました。

食の情報源の変化



次に、「おいしそうだと思う食べ物の情報源はどこから?」という質問に対し、68.7%が「テレビ」や「YouTube」と回答。中でも、「YouTube」での情報が「家族」によるものをダブルスコアで上回るという結果が出ました。これは、親から教わることが少なくなり、好きなYouTuberからの影響で食のトレンドが決まるという実態を示しています。今や、食卓を囲んで家族と共有するよりも、デジタルな影響を受けた食文化が確立されつつあります。

親と子のフードギャップ



さらに、「大好きだけど、おうちの人はあまり食べさせてくれないもの」という質問に対し、「お菓子・スイーツ」が26.9%、次いで「ジャンクフード」(18.1%)という結果が出ました。一方、親が進める「野菜」との意識のギャップも浮き彫りになりました。56.6%が「野菜はあまり好きではない」と回答し、具体的には「ピーマン」や「トマト」が苦手分野として挙げられました。

このように、親子間での食の選好には大きな差があり、大人たちが健康を意識する一方で、子どもたちはおいしさを求めるという、家庭内での意識の不一致が生じています。

調査の意義



この調査は、小学生のリアルな食に対する意見や価値観を反映したものであり、今後の食文化や家庭での食事環境に影響を与える要素を考察する貴重なデータといえるでしょう。今後も、コロコロコミック研究所はこのような調査を通じて、男子小学生の視点から新たなトレンドを掘り下げていくことを目指します。

家庭での食育が求められる今、「食」に対する価値観は、時代とともに変化する一方で、根底には伝統や文化が息づいていることも忘れてはなりません。食事は単なる栄養補給ではなく、家庭や地域、そして時代を映し出す鏡なのです。


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会社情報

会社名
株式会社小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1一ツ橋センタービル2F
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