フォースバレーが南アジアで航空系エンジニアの育成支援を始動
フォースバレー・コンシェルジュ株式会社(以下、フォースバレー)は、南アジアにおいて新たに航空系エンジニアの育成と採用支援を開始することを発表しました。この取り組みは、日本の航空産業における専門技術者の不足を解消し、グローバルな人材活用を促進するための重要な一手とされています。
UFVAモデルの導入
フォースバレーは2019年から「大学連携人材輩出モデル(UFVAモデル)」を展開しており、これまでIT分野や外食産業などでの人材育成を行ってきました。新たに航空分野でこのスキームを適用し、大学と連携して高技能なエンジニアの育成を図ります。UFVAモデルでは、大学生を対象に選考会を実施し、内定者には専門的なカリキュラムを用意することで、即戦力となる人材を育成します。
大学との連携による教育プログラム
この育成プログラムは、エンジニアリング全般を対象にし、特に航空機の部品設計や組立に焦点を当てています。在学中から航空系の知識や技能を習得することで、学生は日本の職場で円滑に適応できるようになります。また、日本での就労に向けて日本語教育も並行して行い、N3レベルの日本語能力を目指します。
UFVAモデルのメリット
UFVAモデルには、いくつかの特徴とともにメリットがあります。まず、専門知識を持つ大学の学生を対象にしているため、高度なスキルを持つ人材を確保することが容易です。さらに、大学在籍中から日本語教育を実施し、技術研修やインターンシップといった実践的なカリキュラムを提供します。これにより、参加者は日本企業で即戦力となるスキルを習得できます。
採用企業の支援策
フォースバレーでは、採用企業にとっても多くのメリットを提供します。特に、安定した採用ルートの確保が大きな魅力です。従来の技能実習や特定技能制度に依存せず、計画的に採用が可能になるため、企業は長期的なビジョンを持って人材育成に取り組めます。また、来日後の定着支援を通じて、文化理解の促進や職場適応のサポートを行い、トータルでの支援を提供します。
インド政府との協力関係
フォースバレーは、同国の人材育成のため、インド政府とも連携を強化しています。代表取締役の柴崎洋平が、インド政府のスキル開発担当国務大臣や教育担当国務大臣と意見交換を行い、学生が日本で活躍できる環境を整えるための議論が進められています。また、今後は半導体エンジニアや建設施工管理技士といった他の分野でもこのモデルを導入し、年度数百名の人材育成を目指すとしています。
現在の状況と今後の展望
フォースバレー・コンシェルジュは、2021年以降も新たな人材支援サービスを展開し、雇用不足の国から人材不足が深刻な日本市場へ優秀な人材を供給することを目指しています。航空系エンジニアの育成がスタートしたことで、日本企業にとっても新たな道が開かれることが期待されます。つづく支援を通じ、この動きが日本と南アジアの架け橋となることを願っています。
お問い合わせ先
UFVAモデルを利用した外国人採用に興味のある方は、フォースバレーまでご連絡ください。担当者は三浦詩織です。
フォースバレー・コンシェルジュ株式会社について
フォースバレーは、「Connect Job」というブランド名で、国境を超えたハイスキル人材の採用と定着支援事業を展開しています。全国で約400社との取引を行い、世界186カ国の約46万人の人材を登録しています。今後も人材支援サービスを通じて、社会問題の解決に貢献していく所存です。