アンドパッド、英語版サービス開始
株式会社アンドパッドが、建設プロジェクト管理の現場での効率化を目指し、クラウド型サービス「ANDPAD」の英語版を正式に提供開始した。これは、外国語話者の増加や国内外の建設業界におけるデジタルトランスフォーメーションへのニーズに応えるものである。
国内建設業界の現状
日本の建設業界においては、外国人労働者の雇用が進んでおり、2024年10月末時点で約230万人が働いている。この数は過去最高を記録しており、今後もさらなる人手不足が懸念される中で、外国人労働者の利用は避けて通れない道となっている。また、海外支社や現場を持つ建設企業にとっても、業務の効率化が急務となっており、デジタル化の推進が求められている。アンドパッドは、こうした市場の需要に応える形で英語対応を進めた。
ANDPADの成長と多言語対応
「ANDPAD」は2016年にサービスを開始した以来、利用社数は21.6万社、ユーザー数は55万人を超える規模に成長。特に、海外の建設企業からの利用が増加しており、現地の社員や協力会社との業務効率化に寄与できるしっかりとした機能が求められている。
今回の英語版リリースでは、特に施工管理機能やチャット機能、ゼネコンでの活用が多い図面機能の多言語対応に焦点を当て。この英語版の提供を皮切りに、アンドパッドはさらなる言語対応を進め、特に東南アジアの市場においてサービスの拡大を図るという。
無料利用について
英語版は現在すでにANDPADを利用中のすべてのユーザーに対し、無料で提供されるため、容易に導入できる。また、今後は「ANDPAD図面」など他の機能への多言語対応も視野に入れており、建設業務の国際化をサポートする姿勢を明確にしている。
結論
アンドパッドの英語版は、建設業界でのDX推進に向けた第一歩であり、今後のサービス展開に期待が寄せられている。国内外を問わず利用されるこのサービスが、どのように業界の課題解決に寄与するのか、引き続き注目が必要だ。
詳しい情報やサービスの利用については、
アンドパッドの公式サイトを参照されたい。