東京ビッグサイトで開催される自治体デジタル化支援EXPO
2025年6月4日から6日間にわたって、東京ビッグサイトで「自治体デジタル化支援EXPO」が開催されます。このイベントは、全国の自治体職員を対象にデジタル化およびDX(デジタルトランスフォーメーション)推進のための交流の場を提供することを目的としています。
主催するのは、デジタル化・DX推進展実行委員会(委員長:堀 正人)で、管理運営は株式会社イノベントが担当しています。このEXPOでは、先進的なDX推進の事例が共有されることに加え、自治体職員同士のネットワーキングを目的とした交流会も毎日開催されます。
セミナーや特別講演の内容
会場内では「自治体特別講演」と名づけられたセッションが用意されており、最多16の自治体が自らの成功事例を報告します。受講は無料ですが、事前の登録が必要です。講演の日程と内容は次の通りです。
『窓口DX SaaSの導入から2度の繁忙期を終えた今』
神奈川県茅ヶ崎市 企画政策部デジタル推進課副主査 松野友貴氏
『自治体DXは内製化で進める!事業進捗ステージに応じたDXの取り組みと人材育成』
兵庫県神戸市 計画調整局デジタル戦略部課長 箱丸智史氏
『デジタル初任者に贈る「沼る自治体BPR」~でじたるだけじゃだめですか?~』
宮崎県都城市 総合政策部デジタル統括課副課長 佐藤泰格氏
このような多彩なプログラムが用意されていることで、参加者は最新のトレンドを把握し、具体的な事例に基づいた学びを得ることができます。
JIAM・JAMP協力の研修も初開催
また、全国市町村研修財団主催による「JIAM・JAMP出張研修 in ODEX」も初めて行われます。これは、自治体職員が現場で直面している課題をテーマにした研修で、実際の業務に即した知見を深める絶好の機会です。
開催日程と内容
- - 6月4日(水)・5日(木)13:30~15:00
会場:東京ビッグサイト 東ホール会議室
プログラムには、DX推進のための機運醸成や、各自治体の施策を考える演習が含まれています。
研修をリードするのは、埼玉県町村会の本山政志氏と福島県本宮市の石井雄介氏です。
デジタル改革共創会議も充実
さらに、行政デジタル改革共創会議(デッカイギ)による「もじもじ&もやもやチッカイギ」も開催され、職員同士の情報交換や議論の場として機能します。こちらは6月6日(金)に行われ、参加費は無料です。
自治体職員の交流会も開催
3日間のイベントの中で、自治体同士の横のつながりを深めるための「自治体交流会」も設けられています。政府や自治体の職員を対象とし、悩みや課題を共有する貴重な場となっています。
このように、「自治体デジタル化支援EXPO」は、実務に直結した研修と自治体職員同士の交流を通じて、デジタル化を推進するための有意義なイベントとなっています。参加を希望される方は、公式ウェブサイトからの事前登録をお忘れなく。
公式ホームページはこちら