由布院の特別な体験: 七島藺の工芸
大分県由布市湯布院町に位置する「界 由布院」では、2026年の初めから春にかけて、伝統的な素材「七島藺」を使った特別な体験プログラムが開催されます。このプログラムは、わずか7名の作り手たちが継承する希少な素材を学び、実際に手に取り、創作体験をすることができる貴重な機会です。
七島藺とは?
七島藺は、かつて多くの畳表に使用されていた素材ですが、現代ではほとんど流通しなくなり、特に大分県の国東半島でのみ栽培されているという非常に希少な存在です。今回は、七島藺工房「ななつむぎ」の岩切千佳氏によるレクチャーを受け、その歴史や技術を学びながら、自分自身のオリジナルバッグを制作することができます。
特別な宿泊体験
宿泊施設の「界 由布院」では、客室や食事処などで七島藺に触れることができます。特に、環境に配慮した職人の技を活かして作られた収納や照明は、宿の雰囲気を一層引き立てます。このプログラムに参加することで、伝統技術の奥深さを体感し、普段とは異なる視点から地域文化を知ることができます。
体験の流れ
プログラムは、まず七島藺の農地を見学することから始まります。続いて、岩切氏からこの素材に関連する歴史や用途についてのレクチャーを受けます。そこで得た知識を元に、実際に七島藺を使ったバッグ作りに挑戦。さらには、プライベート空間で行われるこの体験を通して、職人たちの熱い想いに直接触れることができます。
特徴的な学びと楽しみ
この体験の魅力は、ただ単にバッグを作るだけではありません。新鮮な七島藺の香りに包まれながら、制作過程での手仕事の楽しさを実感することで、より一層、素材に対する理解が深まります。また、完成したバッグを用いて「界 由布院」での宿泊を楽しむという、贅沢な体験が待っています。
環境と文化の継承
このプログラムは、ただの体験ではなく、地域の文化や伝統工芸を未来へと継承していく重要な取り組みでもあります。少しずつ失われつつある日本の美しい文化を守るためのお手伝いとして、多くの方々に七島藺の魅力を知っていただきたいと考えています。
概要
- - 期間: 2026年1月6日~3月31日(具体的な日程には一部除外日があります)
- - 料金: 一人15,000円(税込、宿泊費別)
- - 参加人数: 1組1名から6名(事前予約が必要)
自ら作成した七島藺のバッグを持って由布院の自然豊かな景色を堪能する贅沢なひととき。この特別な体験を通じて伝説の素材を学び、宿でのんびりとした時間を過ごしてみませんか?このユニークな体験を通じて、日本の伝統文化の奥深さに触れる絶好のチャンスです。