新温泉町が「第2のふるさと」に
2024-07-11 19:25:16

過疎化が進む新温泉町が抱える課題解決へ!全但バスが「第2のふるさとづくりプロジェクト」で地域活性化を促進

兵庫県美方郡新温泉町は、人口減少と高齢化が進む、過疎化が課題となっている地域です。しかし、温泉や豊かな自然、但馬牛などの特産品など、魅力的な観光資源も豊富です。全但バス株式会社は、この地域課題の解決と観光客誘致を目指し、観光庁の『第2のふるさとづくりプロジェクト』の実証事業に2年連続で採択されました。

2023年度の実証事業では、学生や社会人を対象に、地域課題解決型のプログラム「ローカルクエスト」を実施し、256名の参加者を集めました。関西圏からの来訪促進を図るため、高速バスと町民バスを組み合わせたサブスクリプションモデルを試行しましたが、滞在時間の短さが課題として浮上しました。

そこで2024年度は、滞在時間の確保と利用者の利便性向上を目指し、新たな取り組みを展開します。大阪と湯村温泉間を結ぶ高速バス「ふるさとWeekend便」を月に1回、週末限定で増便し、土曜日の朝に出発、日曜日の午後に帰着する運行ダイヤを実現。これにより、参加者は新温泉町での滞在時間を有効活用できるようになります。

さらに、サブスクリプションプラン「新温泉町たんけんパス」の内容を充実させました。2023年度は全但特急バス湯村大阪線と町民バス「夢つばめ」のみでしたが、2024年度は全但バス一般路線バス八鹿湯村線も利用範囲に拡大。料金も月額9,000円と、よりリーズナブルになりました。

「新温泉町ローカルクエストvol.2」では、前年度の参加者の中から、新温泉町のファンになった人が地域活性化の企画側にまわり、新たな来訪者やファンを生み出していく好循環を目指します。地域住民と参加者同士の交流を促進するため、湯村営業所内にワークスペースを備えた交流拠点「gensen space TOJI」を新設し、交流イベントなどを定期的に開催する予定です。

全但バス株式会社は、この実証事業を通じて、効率性と収益性を両立したダイヤ作りを実現し、新温泉町と関西圏の交流活性化を目指しています。また、地域課題の解決に向けて、住民と観光客が一体となって取り組むことで、持続可能な地域づくりを促進していくことを目指しています。


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