カリフォルニア州に新たな賃貸住宅開発
住友林業株式会社と中央日本土地建物株式会社は、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のガーデナ市で新しい賃貸集合住宅「ノルマンディーアパートメント」を共同開発することを発表しました。このプロジェクトは、住友林業の連結子会社JPIグループと中央日本土地建物の米現地法人Chuo-Nittochi I LLCとの初の協業となり、257戸の集合住宅が2029年に竣工する予定です。
ノルマンディーアパートメントの特徴
プロジェクトは約2.14エーカー(約8,660 m²)の敷地面積に、木造5階建ての245戸を設計しています。住戸はスタジオタイプ、1ベッドルーム、2ベッドルームから選べる構成となっており、主に周辺企業で働く単身者やカップルをターゲットにしています。共用スペースとしては、バーキッチンやカラオケ設備を備えたクラブルーム、プール、フィットネスジムなどが用意され、居住者にとって快適な生活空間が提供されます。
内装には木質感を強調したデザインが取り入れられ、温かみのある雰囲気を演出します。上層4階部分には木造枠組壁工法が用いられ、コストの低減と環境への配慮を両立しています。木造建築は、通常の鉄骨やコンクリート造よりもCO₂の排出量が少なく、また使用される木材は内部にCO₂を貯蔵できるため、長期的な脱炭素化にも寄与しています。
立地のメリット
ノルマンディーアパートメントは、サウスベイエリアに位置し、州間高速道路405号線や110号線、州道91号線へのアクセスが良好です。さらに、ロサンゼルスの中心部にも車で約20分という利便性があります。サウスベイエリアは快適な住環境と多様な雇用機会から常に住宅需要が高い地域で、近年は新規集合住宅供給が抑制されているため、住まいの選択肢が限られています。
周辺には、航空宇宙業界の企業や日系製造業、港湾物流、さらには教育・医療関連の企業が点在しているため、通勤するには理想的な立地と言えるでしょう。また、近隣には複数のスーパーマーケットや各種商業施設もあり、日常生活の利便性が高い点も魅力です。
事業背景と今後の展望
住友林業グループと中央日本土地建物は、これまでにも多数の不動産開発事業を共同で進めており、今回はその9回目となります。住友林業は2017年からアメリカ市場に参入し、戸建て住宅の開発を積極的に行っています。一方、中央日本土地建物はグローバルな活動の強化を目指しており、今後も優れたパートナーシップを築くことを重視しています。
このプロジェクトを通じて、両社は国内外での不動産開発の関係を強化し、持続可能な社会の実現に向けてともに歩んでいく方針です。住友林業は、「Mission TREEING 2030」を掲げ、森林から得られる木材資源をおけるCO₂の吸収能力を高めることで、さらなる脱炭素化を推進しています。中央日本土地建物も、環境性能の高い不動産の開発と再生可能エネルギーの活用を進める計画で、来年にはサンフランシスコに現地法人を設立予定です。
この新たなプロジェクトは、米国における住宅市場のニーズに応え、持続可能で快適な住環境を提供する期待が高まります。
物件概要
- - 物件名: ノルマンディーアパートメント
- - 所在地: Normandie & 169th st Gardena, CA
- - 賃貸床面積: 17,586m²(189,291平方フィート)
- - 構造: 住居棟/共同施設棟1棟、地下1階でRC構造、2~5階は木造
- - 着工予定: 2026年9月
- - 竣工予定: 2029年3月