金沢工業大学の学生、バンコクでの国際会議に参加
2026年6月29日と30日、金沢工業大学からの2名の学生がタイ・バンコクで開催された「Youth Co:Lab Summit 2026」に参加しました。この国際会議は、国連開発計画(UNDP)とCiti Foundationが主催するもので、アジア太平洋地域の若者のリーダーシップやイノベーション、起業家精神の育成に重点を置いています。学生たちはこのイベントを通じてSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた具体的な方法を学び、独自の教育実践を国際的に発信しました。
参加したのは、大学院に在籍する島田颯稀さん(工学研究科ビジネスアーキテクト専攻1年)と、バイオ・化学部のAmanda Rosario Josephine Gabriella Anribaliさん(生命・応用バイオ学科4年)です。特にAmandaさんは、サミットの公式プログラム「Forward From Failure Night」にスピーカーとして登壇し、自身の留学経験を交えた失敗談とその学びを語りました。
SDGs教育の実践
金沢工業大学は、SDGsをテーマにしたゲーミフィケーション教材「THE SDGsアクションカードゲームX」や「カーボンバジェットゲーム」の英語版を用いて、会議に参加した多くの国の若者たちに教育リソースを体験してもらいました。この取り組みは、教育現場での実践的なSDGs学習を促進するものです。参加者からは、教材の制作に関心を示す声や、その活用法についての質問が寄せられつつ、新たな国際教育連携の可能性を感じさせるものでした。
Youth Co:Labの意義
「Youth Co:Lab」は、2017年に設立されたアジア太平洋地域の若者のためのイノベーションプラットフォームで、現在は28の国で展開されています。このイニシアチブは、若者が主体的に社会問題にアプローチし、持続可能な未来を築くことを目的としています。これまでに40万人以上がこのプログラムに参加し、約4万8,000人の若者起業家を輩出してきました。
今回のサミットでは、「若者によるリーダーシップ、イノベーション、起業の未来を切り拓くユース・ムーンショット」というテーマのもと、多くの若者や政策立案者、投資家が一堂に会し、それぞれの事例を共有し、議論を重ねました。
UNDPとの連携
金沢工業大学は、これまでもUNDPとの連携に基づいてSDGs関連の教材開発やイニシアチブに関与してきました。今後も、学生たちを国際舞台での機会へと導く取り組みを通じ、国際的な視野を広げる一環として継続していく予定です。また、2026年度には、「UNDP Student Ambassador Programme」に選出された学生もおり、国際機関との関係を深めることが期待されています。
学生の声
参加した島田さんとAmandaさんは、サミットでの経験が自分自身の成長につながったことを実感しています。島田さんは、「参加すること自体が目的ではなく、自分にどう貢献できるかを考えることが重要だ」と語り、Amandaさんは「同世代の仲間たちと共に挑戦することで希望と自信が得られた」と述べています。
今後の展望
金沢工業大学は今回のサミットで得た経験を基にアジア太平洋地域の若者や教育機関との連携をさらに強化し、SDGs達成に貢献する教育的なプログラムの共同開発を進める計画です。イニシアチブへの参加を通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組む若者たちを支援し、その学びを次世代へと受け継いでいく重要な活動を続けていきます。