中高生が挑む社会実装型プレゼン大会「ENAGEED SUMMIT」の魅力
2025年12月13日、東京都の東京ミッドタウン八重洲で、中高生を対象にしたプレゼンテーション大会「ENAGEED SUMMIT」が開催されます。この大会は、株式会社エナジードと住友生命保険相互会社が共催するもので、全国から集まった9,333名の中から選ばれたファイナリストたちが、社会に対する提案を競い合います。
ENAGEED SUMMITとは?
「ENAGEED SUMMIT」は、生徒が日常の中で感じた違和感を基に、新しい価値を創出することを目的とした全国規模のプレゼン大会です。従来の教育では評価が難しい主体性や行動力といったスキルを可視化し、生徒の成長プロセスを重視します。単にプレゼンテーションのスキルを競うのではなく、社会とどのように関わり、他者を巻き込んでアイデアを実現していくのかを問う、次世代教育の新たなスタイルです。
開催の背景
近年、文部科学省は高等学校の新しい学習指導要領の策定を進めており、「総合的な探究の時間」の必修化などが実施されています。しかし、正解がない問いに取り組む生徒をどのようにサポートするか、また入試の基準となる成長をどのように示すかといった課題も浮上しています。こうした現状に対し、ENAGEEDはテクノロジーを活用し、生徒の思考や行動のプロセスをデータ化することで、前進や試行錯誤の過程を可視化しています。
参加校とプロジェクト内容
大会には、全国から決勝進出のために厳選された10校が出場します。彼らは防災、地域活性、学校改革など、様々なテーマに取り組み、社会実装を目指しています。例えば、捜真女学校高等部の「するポン!」は、すべての人々の生活を快適にすることを目指すプロジェクトです。また、三原市立第五中学校の「自分たちでやりきる防災訓練」は、災害時の訓練の重要性を啓蒙するものです。
未来へのステップ
ENAGEED SUMMITは単なる成果発表の場に留まらず、教室での学びを社会と結びつける重要な役割を果たします。中高生が主体的に考え、行動し、社会に挑む姿を通じて、新しい教育の形を提示します。彼らの発表は、社会と対話しながら価値を創出できる能力を育むための証明を提供します。
さらに、この大会はオンラインでも配信され、リアルタイムでの参加が可能です。教育の現場において、学生たちが自らの変化を実感できるような機会を設けることが、今後の教育システムにおいて重要になるでしょう。
まとめ
「ENAGEED SUMMIT」は、即ち教育の新たな幕開けと言えるでしょう。評価の新たな形を提示しながら、生徒自身の力を引き出すこの取り組みは、未来の教育モデルとして注目されています。参加するすべての中高生にとって、自身の成長を実感できる貴重な体験になることでしょう。社会を変えたいという情熱を持つ彼らの挑戦に、ぜひご注目ください。