国際交流幼児教育
2019-07-17 08:00:20
大阪とフィリピンがつなぐ!リアルタイム国際交流による幼児教育の新しい形
近年、国際化が進む中で、国境を越えた教育の重要性が増しています。そんな中、大阪市の幼稚園がフィリピンの姉妹園と協力し、リアルタイムで国際交流を行う試みが注目を集めています。このプロジェクトは、英語教育とICTの活用を通じて、幼児教育の新しい形を提案するものです。
大阪の坂越学園が運営する幼稚園は、2014年にフィリピンのリ・コール幼稚園と姉妹園提携を締結。その特徴的な教育方法は、言語や文化の壁を越え、子どもたちに新しい世界観を提供することを目的としています。リ・コール幼稚園は、1965年に創設され、少なくとも50年の歴史と数千人の卒園生を持ち、地域の教育環境に大きく貢献しています。
坂越学園は、国際理解教育に力を入れ、様々な国の講師を招いて英語教育や国際文化の教育を推進してきました。特に、言語や文化を通じた異文化体験は、子どもたちにとって非常に有意義な教育活動です。特に注目すべきは、アメリカの教育機関との協力によって生まれた「幼児教育の国際交流プログラム」であり、このプログラムを通じて多くの卒業生が現在も各方面で活躍しています。
さらに、この国際交流の一環として、NIKSプログラムという幼児教育者交換留学プログラムが導入されています。現在、リ・コール幼稚園の先生が日本で2週間滞在し、日本の幼児教育を体験している一方で、今後は坂越学園の先生たちもフィリピンに滞在し、現地の園児たちと触れ合い、フィリピンの文化や教育を学ぶ予定です。
国際理解教育は、幼児教育においては特に重要です。幼少期は感性や言語の獲得が最も発達する時期であり、異なる言語や文化に触れることは、子どもたちが相手を理解し、他者を思いやる心を育てる一助となります。坂越学園では、このような交流を通して、未来の国際人を育成することを目指しています。
今回のプロジェクトでは、特にリ・コール幼稚園とのリアルタイムビデオコミュニケーションを通じて国際交流を行います。日時は8月1日(木)の13時半から14時半に予定されており、大阪市の中かがや幼稚園と南港インターナショナルキッズSTATIONにて実施されます。これにより、遠く離れたフィリピンの先生とリアルタイムで交流することで、子どもたちは異文化についての理解を深め、国際感覚を育むことができるでしょう。
このように、坂越学園とリ・コール幼稚園の連携による国際交流は、グローバル化が進む現代において、子どもたちにとって貴重な体験を提供する新たな試みです。今後も、このような国際的な教育活動が広がっていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
学校法人坂越学園
- 住所
- 大阪府大阪市住之江区中加賀屋2-18-5
- 電話番号
-
06-6685-5525