楽天、SBT認定取得で環境への取り組みを強化
楽天グループ株式会社(以下「楽天」)は、国際的な気候変動イニシアチブである「SBTi(Science Based Targets initiative)」からのSBT認定を受けたことを発表しました。この認定により、楽天の温室効果ガス排出量の削減目標が、パリ協定の基準に適合していることが確認されました。
楽天は、自社の事業活動から得られる温室効果ガスの排出量(Scope1、2)だけでなく、取引先や協力企業の排出量(Scope3)も含めた全体的な削減に取り組んでいます。特にScope3においては、電力セクター向けのガイダンスを遵守し、販売電力量あたりの排出削減目標を設定しています。
温室効果ガス削減の目標
楽天は、以下の具体的な目標を2032年までに達成することを目指しています。
- - Scope1: 自社の直接排出量を2022年比99.7%削減
- - Scope2: 他社から供給されたエネルギーによる間接排出量を2022年比99.7%削減
- - Scope3: 他の間接排出量を2022年比30.0%削減、販売電力量あたりの排出量を76.8%削減
このように、楽天は包括的なアプローチで温室効果ガスの排出削減に取り組んでいます。さらに、同社は「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」というミッションを掲げ、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの導入も推進しています。2023年度には、グループ全体での温室効果ガス排出量を実質ゼロとし、カーボンニュートラルを達成しました。
環境意識を高めるプロジェクト
楽天は、2022年に「Go Green Together」プロジェクトをスタート。これは、環境問題に取り組む意識を高めるためのもので、消費者にグリーンな選択を提案しています。また、同社の「Rakuten Green Empowerment」特設サイトでは、エネルギー効率化や環境配慮型のサービス利用を通じて、消費者がどのように貢献できるかを紹介しています。
将来的には、楽天は取引先や県内の企業と共に、持続可能な社会の実現に向けた更なる取り組みを進めていく意向です。これにより、地域の皆様や多くのステークホルダーと協力し、温暖化対策などに取り組む姿勢を強化していきます。
結論
楽天のこの取り組みは、企業としての責任を果たすだけでなく、サステナブルな未来を築くためには不可欠なステップです。今後も、楽天は多方面での環境意識向上や温室効果ガス削減に向けた努力を続けていくでしょう。さまざまなプロジェクトへの参加や、自社の活動を通じて社会に良い影響を与える道を模索しています。環境問題に真剣に取り組む姿勢は、多くの企業にとっても一つの手本となることでしょう。