アロリカの国際展開
2017-12-01 11:40:44
アロリカ、中国と日本での登場とグローバルネットワークの強化の狙いとは?
アロリカ、中国と日本でのグローバルな拡張
アロリカが中国と日本においてサービス提供の拠点を拡大し、国際的なネットワークの強化を目指しています。この動きは、同社がさまざまな市場での顧客体験を向上させるための戦略の一環として位置付けられています。
アロリカの戦略的な展開
アロリカのCEO、アンディ・リー氏は、同社が世界的なブランドにとって重要なパートナーであると述べ、顧客の需要に応じた高品質のサービスを提供していることを強調しました。来年に向けて、同社はさらなる国際市場への進出を計画しており、多言語サポートを強化する「フォロー・ザ・サン」戦略を実施する方針です。これにより、グローバルな展開において、より高い顧客満足度を実現することを目指しています。
天津経済技術開発区での新しい拠点
このたびアロリカは、天津経済技術開発区に新たなセンターを開設しました。オープンしたこの施設では、200名のカスタマーエンゲージメント専門家がフルタイムで業務を行い、標準中国語でのテクニカルサポートを提供しています。これは、同社が中国市場に進出する上での大きなステップとなります。アロリカは、2016年から大連に拠点を構えており、その後も着実に中国市場でのプレゼンスを高めてきました。
また、日本では仙台市に5万5,000平方フィートのカスタマーエンゲージメントセンターを新たに設立する予定で、ここでは日本語ネイティブのテクニカルサポートスタッフ200名を雇用する計画です。アロリカは、アジアへの拠点を仙台に移すことで、日本の市場においても一層の存在感を高める意向です。
顧客体験とデータ分析の革新
アロリカの拡大は、同社が発表した高度なデータ分析および顧客体験(CX)インテリジェンス機能の向上に関連しています。これにより、顧客からの初回問い合わせに対し、迅速かつ適切な解決策を提供します。音声を用いた顧客体験の改善だけでなく、活用されていないセルフサービスツールや不具合を見つけ出し、それによって発生するコストを削減することを狙っています。
アロリカの提供するテクノロジーは、数百万件の通話録音を分析し、顧客のニーズや傾向を明らかにすることが可能です。特に不満を持つ顧客の対応を強化することで、顧客体験の向上を実現します。これによって、企業は顧客サービスをより効率的に行えるようになります。アロリカのサービスは、通信、金融、健康管理、小売など、さまざまな業界で求められており、約70%のビジネスがフォーチュン500ブランドとの取引から成り立っています。
まとめ
アロリカの国際市場への拡大は、顧客体験の質を向上させると同時に、技術の革新を促進するものです。新たな拠点の設立とデータ分析の強化は、今後の成長戦略における重要な要素と言えるでしょう。アロリカは、今後もグローバルなサービスプロバイダーとしての地位を確立していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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Alorica Japan株式会社
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区上杉1丁目6番6号イースタンビル9階
- 電話番号
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