双日テックイノベーションが新サービスを導入
双日テックイノベーション株式会社、略してSTech Iは、クレジットカード業界での会員保障業務を対象に、「業務アセスメントサービス」の提供を開始しました。この新サービスは、業務の効率化を目指しており、実際に導入企業であるポケットカード株式会社では、最大50%の業務改善が見込まれたとのことです。
業務アセスメントサービスとは
近年、決済業務の複雑化や高度化が進んでおり、特に会員保障業務では属人対応や手作業の多さが課題となっています。これにより、業務の全体像や改善ポイントを把握することが困難になってきています。特に、チャージバック業務においては、複数のシステムへの入力や国際ブランドによって異なるルールに対応しなければならず、業務過程が混乱しています。オンライン取引の増加により、その対応件数も年々増加しているため、業務の効率化は急務です。
本サービスは、クレジットカードのイシュア、アクワイアラー、決済代行業者を対象に、業務のボトルネックを特定し、高い効率改善を実現するための支援を行います。サービス期間は3カ月間で、具体的には業務内容の可視化、課題整理、さらには改善案の提示を行います。
ポケットカードでの実施結果
ポケットカード株式会社での実施結果からは、最大50%の業務改善余地が確認され、STech Iのアセスメントサービスの有効性が証明されました。ポケットカードの木村友哉氏は、このアセスメントを通じて業務の構造や課題が明確になり、今後の改善に向けた道筋が社内で共有されたことを高く評価しています。
サービスの特徴
業務アセスメントサービスの特長としては、以下の三点が挙げられます。
1.
業務の可視化と改善機会の定量化
ヒアリングやデータ整理を通じて、業務プロセスの全体像を可視化し、経営判断を支援するため具体的な数値も提示します。
2.
属人化の排除
業務が個人の判断に依存している部分を整理し、業務の標準化や自動化を推進します。
3.
システム構想の具体化
改善案を業務画面のモックアップとして視覚化し、社内での合意形成や導入検討に役立てられます。
今後の展開
STech Iは今後、金融市場での実績と経験を活かし、国際ブランドと連携し、業務改善の新サービスも開発中です。この新サービスでは、「Natic BPM Suite」を導入し、業務のルール管理や進捗の見える化を実現していく予定です。
また、クレジットカード業界特化の知識を活かすことで、さらなる業務改善を目指します。
会社概要
双日テックイノベーション株式会社は、東京都千代田区に本社を置き、1969年から事業を展開。最新のネットワークやITソリューションを提供し、デジタルトランスフォーメーションを支援しています。