脳卒中再発予防
2026-05-13 15:35:00

脳卒中再発予防への新たなアプローチ!日常生活データの活用法

概要



株式会社MEDIROM MOTHER LabsとMEDIROM Rehab Solutionsが共同で行った脳卒中後の再発予防に関する研究が、先日開催された第51回日本脳卒中学会学術集会で発表されました。この研究では、特にウェアラブルデバイスを用いて脳卒中患者の日常生活データを収集し、再発リスクの可視化を図りました。これにより、患者の生活習慣の見直しを促し、再発防止に繋がる可能性を示しています。

研究の背景と目的



脳卒中は非常に再発リスクが高い病気であり、患者の生活習慣を適切に管理することが重要です。しかし日々の生活の中で生じる身体的及び心理的な負荷は、患者自身では把握しにくい要因となります。この研究では、これらの負荷を明確にし、再発リスクを低減する新たな方法を模索しました。特に注目されたのは、静止時心拍数と血圧の関係であり、ウェアラブルデバイスを活用して日常生活のデータと生活記録を組み合わせ、再発につながる行動の具体的な特定を目指しました。

方法



この研究は、脳出血の後、生活を送る患者一人に対して行われました。3週間にわたり、手首に装着するデバイスを利用して心拍数や歩数を毎分計測し、また精神状態や体調の変化を記録しました。

1. 期間: 3週間
2. 測定方法: 手首装着型デバイスを用いた毎分データ取得
3. 取得項目: 心拍数、歩数など
4. 生活記録: 患者自身が感じたことやその理由、体調変化などを記録

心拍数の異常値に関しては、異常が発生した時間帯と生活記録を照らし合わせ、振り返りを行いました。

結果



解析の結果、心拍数の上昇が確認された場面は以下のようになりました。
  • - 調理やゴミ処理など身体的負荷を伴う動作
  • - トイレ動作におけるいきみ
  • - 焦りや不安、緊張などの精神的負荷
  • - 起床時や立位時の体調変化

この振り返りを通じて患者は生活管理に対する意識の変化を実感し、再発防止に向けた具体的な行動改善に繋がる可能性が示唆されました。

考察



本研究は医療機器ではないウェアラブルデバイスを利用しているため、測定精度には限界がありますが、それでも客観的データと生活記録を融合させることで、生活の振り返りを行う新しい手法が見つかりました。これにより、再発予防における新たな可能性が浮き彫りとなりました。

今後の展開



メディロムグループは、今回の検討結果を元に、日常生活から得たデータを用いた健康管理支援の新たな展開を検討しています。個人向けには生活習慣振り返りの支援、法人向けには健康経営に向けたサービスの提供に進み、データや現場での支援を組み合わせたヘルスケアのあり方を追求します。

使用デバイス「MOTHER Bracelet®︎」について



今回の研究で使用された「MOTHER Bracelet®︎」は、温度差発電技術を用いて充電不要で、心拍数、歩数、睡眠、カロリーなどのデータを24時間365日収集することができます。このデバイスを通じて、患者は自らの健康状態をよりよく把握し、生活習慣の振り返りを行うことができるのです。

脳梗塞リハビリセンターの紹介



脳梗塞リハビリセンターは、2014年から保険外リハビリを提供しており、専門の理学療法士や作業療法士が個別のリハビリプランを提供しています。患者一人ひとりのニーズに応じた支援を行っており、機能回復や生活再建を目指しています。

以上のように、脳卒中患者の日常生活データを用いた新たなアプローチが、再発予防の手助けとなる可能性を秘めています。今後もこの分野での研究と実践が期待されます。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社 MEDIROM Rehab Solutions
住所
東京都港区台場二丁目3番1号トレードピアお台場16階
電話番号
03-5962-4061

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。