弥生時代の稲作文化が学べるチャンス
大阪府泉大津市では、地域の歴史や文化に焦点を当てた文化財セミナーが行われます。特に注目なのは、2025年1月25日(土)と2月1日(土)に予定されている連続講座「稲のあるくらし~稲作からみる弥生時代の風景~」です。これは、弥生時代の稲作文化に関する専門的な知識を深める絶好の機会です。
講座の概要
この連続講座は、全2回で構成されています。第一回は1月25日に行われ、「稲のあるくらしを考える-弥生時代の復元水田実験と東南アジア民族誌-」というテーマで、山形大学の准教授である白石哲也氏が講師を務めます。この講義では、弥生時代の稲作技術を現代に復元する試みや、東南アジアにおける稲作文化の実例を取り上げ、参加者に深い理解を促します。
第二回は2月1日に開催され、奈良県立橿原考古学研究所の研究員である岡田憲一氏が講師となります。「弥生水田の発掘と実験から考える“稲のあるくらし”」というテーマのもと、弥生時代の水田発掘調査の結果や、科学的な実験による洞察を通じて、当時の人々の生活様式や稲作文化について深く掘り下げていきます。
講師のプロフィール
白石哲也氏
山形大学の准教授である白石氏は、日本の考古学を専門とし、弥生時代や縄文時代をテーマに多くの研究成果を上げています。彼の研究は、日本における食文化の発展に着目しており、特に米や魚の食文化に関する論文を多数発表しています。
岡田憲一氏
奈良県立橿原考古学研究所に所属する岡田氏は、先史考古学を専門に研究しています。特に彼は、農耕の普及や定着についての研究を行っており、西日本の縄文時代の遺跡などに関する論文も多く執筆しています。
開催詳細と参加方法
この講座は、いずれも午後1時30分に開始され、受付は午後1時から行われます。参加費は無料で、定員は50名(先着順)です。申し込みは不要で、直接会場にお越しいただければ参加できます。
開催日時と場所
- - 第1回: 2025年1月25日(土)
- - 第2回: 2025年2月1日(土)
- - 場所: 泉大津市立池上曽根弥生学習館(大阪府泉大津市千原町2-12-45)
この講座は、弥生時代の稲作文化についての理解を深め、地域の歴史を学ぶ貴重な機会です。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。