佐賀市全市立中学校でプログラミング教育が本格化!ライフイズテックレッスンの導入
佐賀市教育委員会は、市立中学校におけるプログラミング教育の充実を図るため、画期的な取り組みを開始しました。2024年度から、全18校、約5550人の生徒を対象に、EdTech企業であるライフイズテック株式会社が開発したプログラミング学習教材「ライフイズテック レッスン」を導入することが決定されました。
この決定は、Society5.0時代を生きる子どもたちに、情報活用能力と情報モラルを育成するという佐賀市の教育方針と、大学共通テストにおける「情報」科目の導入を踏まえたものです。高校の情報I科目へのスムーズな接続も見据え、地域格差のない質の高いプログラミング教育環境の整備が目指されています。
ライフイズテック レッスン:その魅力とは?
「ライフイズテック レッスン」は、プログラミング初心者でも容易に学習を始められるよう設計された教材です。特に、プログラミング教育経験が少ない教員にとっても導入障壁が低く、生徒一人ひとりの学習進捗に合わせて柔軟な指導が可能となっています。
具体的には、HTMLやCSSを用いたWebサイト制作、JavaScriptを用いた双方向コンテンツ制作など、実践的なスキル習得を目指したカリキュラムが組まれています。また、学習内容を楽しく理解できるよう、エピソードに沿った課題形式を採用。生徒たちは、自ら課題解決に取り組むことで、プログラミングの面白さを実感できるよう工夫されています。
さらに、教員向けの充実したサポート体制も特徴です。模擬授業動画や授業スライド、教科書別の指導案、観点別評価指標など、教員の負担軽減と効果的な指導を実現するためのツールが提供されます。リアルタイムでの生徒の進捗管理も可能で、個別最適な指導を行うことが可能です。
佐賀市教育委員会の期待とライフイズテックの展望
佐賀市教育委員会は、「ライフイズテック レッスン」を技術科だけでなく、総合的な学習の時間にも活用することで、教科や学年を横断した学習効果の向上に期待を寄せています。
ライフイズテック株式会社は、今回の導入を契機に、「ライフイズテック レッスン」がGIGAスクール構想における新たな学びのインフラとして、全国規模でデジタル人材育成に貢献していくことを目指しています。地域格差のない教育環境の実現に向け、更なる教材の改善とサポート体制の強化に取り組んでいくとしています。
今後の展開
「ライフイズテック レッスン」は、佐賀市での導入を皮切りに、更なる自治体への展開を目指しています。全国の中学・高校生が、この教材を通じてプログラミングスキルを習得し、未来社会を担う人材へと成長していくことが期待されます。
ライフイズテック レッスン概要
対象: 中学生
内容: HTML、CSS、JavaScriptを用いたWebサイト・双方向コンテンツ制作
特徴:
プログラミング未経験の教員でも導入しやすい
生徒の個別最適な学習を実現
充実した教員向けサポート体制
導入校数: 2024年8月時点で600自治体、4400校
利用者数: 約135万人(2024年8月時点)
ライフイズテック株式会社について
2010年創業のEdTech企業。中高生向けのプログラミング教育事業を展開し、全国規模でデジタル人材育成に貢献しています。