サッカー選手評価モデル
2026-08-04 13:06:28

金融工学を活用したサッカー選手価値評価モデルの開発ご紹介

サッカー選手の新たな価値評価モデルが開発される



はじめに


この度、東京理科大学、セレッソ大阪、ヤンマーホールディングスが共同で、金融工学の手法を用いたサッカー選手の契約価値評価モデルを開発しました。この新しいモデルは、選手の価値をより精緻に反映できるものであり、特にサッカー特有の制度に焦点を当てています。2026年6月1日には、国際学術誌「Journal of Quantitative Analysis in Sports」に論文が掲載されました。

研究の背景


近年、サッカー選手の移籍市場は急速に拡大しており、選手の移籍金や契約条件の適切な評価がクラブ経営の重要な課題となっています。しかし、従来の評価方法は選手の過去の実績や市場価値に依存しており、将来の不確実性と意思決定の柔軟性を十分に考慮しきれていませんでした。

このような背景から、本研究では金融市場で用いられるオプション価格理論を基に、サッカー選手の価値を評価する数理モデルを構築しました。評価にあたっては、選手の成長可能性、移籍機会、契約解除条項、クラブの判断といった重要な要素を統合的に評価します。

研究結果


本モデルにより、選手の契約価値は一律の金額ではなく、将来の選択肢や契約内容によって変動することが示されました。特に、移籍期間や契約解除条項の設定、選手のパフォーマンス、怪我のリスクが契約価値に与える影響が明らかになりました。

具体的に、選手の価値は試合ごとのパフォーマンスによって変動し、契約期間が迫るとともにその価値が下降する傾向にあることが確認されました。また、契約解除条項の有無によっても選手価値の見え方が大きく異なります。解除条項が設定されている場合は、将来的な移籍の選択肢に制限がかかり、逆に無い場合はクラブが追加的な価値を得る可能性が高まります。

産学連携による取り組み


本研究は、東京理科大学のスポーツサイエンス研究部門、セレッソ大阪のデータ分析部門、ヤンマーの地域貢献への取り組みが結集した産学連携プロジェクトです。各機関の専門分野の知見を活かし、実務的な価値創造を目指しています。

共同研究の役割

  • - 東京理科大学: スポーツにおけるデータ活用や意思決定支援に関する研究を行っています。
  • - セレッソ大阪: データ分析を通じて競技力の向上と経営の高度化に努めています。
  • - ヤンマー: 地域社会への貢献を重視し、大学や企業との共創に力を入れています。

研究代表者のコメント


後藤允准教授は、この研究が金融工学の理論をスポーツに応用した新しい試みであることを強調しました。特に、サッカー特有の制度を取り入れることで、選手価値を動的に捉えられるように進化したと語っています。また、今後も産学連携を図り、さらなる価値創造に取り組んでいく考えです。

今後の展望


この研究成果を基に、スポーツアナリティクスやAIの応用、クラブ価値の評価に関する新たなテーマでの共同研究を推進していく予定です。東京理科大学とセレッソ大阪、ヤンマーが持つ知見を生かし、日本スポーツ界の発展に貢献できるよう努めていきます。

論文情報


  • - 掲載誌: Journal of Quantitative Analysis in Sports
  • - 論文タイトル: An Option Pricing Framework for Valuation of Football Players: Transfer Windows and Release Clauses
  • - DOI: https://doi.org/10.1515/jqas-2026-0043

まとめ


この革新的な研究は、スポーツにおける経済的な価値の理解を深め、将来的な選手の価値評価に革命をもたらす可能性があります。金融工学の応用がスポーツ界において新たな地平を開くことに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
ヤンマーホールディングス株式会社
住所
大阪府大阪市北区茶屋町1-32YANMAR FLYING-Y BUILDING
電話番号

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