スポーツ少年団と総合型クラブが連携し、地域スポーツを活性化!
公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)は、地域スポーツの更なる充実を目指し、スポーツ少年団と総合型地域スポーツクラブの連携を促進する新たな取り組みを開始しました。人口減少や少子高齢化といった社会問題が、スポーツ界にも大きな影響を与え、運動部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行、指導者不足などの課題が顕在化しています。
これらの課題解決に向け、JSPOはこれまで育成してきたスポーツ少年団と総合型クラブが連携することで、それぞれの強みを活かし、相乗効果を生み出すことを目指します。具体的には、運動部活動の地域連携や地域クラブ活動の受け皿となる体制を構築し、子どもたちのスポーツ機会を増やすことで、スポーツの権利を保障することを目指します。さらに、生涯を通じてスポーツを「する」「みる」「ささえる」というサイクルを促進し、スポーツ人口の増加を目指します。
「地域スポーツ連携促進会議」の設置
JSPOは、連携促進に向けた具体的な施策を検討するため、「地域スポーツ連携促進会議(仮)」を設置しました。この会議には、JSPO地域スポーツクラブ育成委員会、日本スポーツ少年団常任委員会、総合型地域スポーツクラブ全国協議会(SC全国ネットワーク)常任幹事会から委員が参加するほか、外部の有識者や関係団体も加わります。会議では、連携促進のための具体的な施策の検討、既存事業における連携方法の模索、新規事業の企画、連携による効果の検証などが行われる予定です。
JSPOの取り組み
JSPOは、1911年の創立以来、「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に、幅広い事業を展開してきました。国民スポーツ大会や日本スポーツマスターズなどのスポーツ大会の開催、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどスポーツをする場の創出、指導者の育成、最新の医・科学に基づいたスポーツの推進など、誰もがスポーツを楽しめる環境づくりに取り組んでいます。
JSPOは、地域スポーツの活性化に向けた取り組みを強化し、今後も様々な団体や組織と連携することで、スポーツを通じた社会貢献を目指していきます。