映像制作で新たな学びの場を提供するふれたびの教育旅行ツアー
株式会社明光ネットワークジャパンが運営する「ふれたび」は、子ども向けの旅行事業として新たな一歩を踏み出しました。今回、同志社中学校の生徒たちを対象に、長崎で「撮り旅 in 長崎」教育旅行プログラムが開催されました。このプログラムは、広告映像制作を行う株式会社AOI Pro.との協力により実現し、大きな注目を集めています。
目的と背景
長年、教育現場では「主体的・対話的で深い学び」が求められており、そのために修学旅行の新しい形が必要とされていました。「ふれたび」はこのニーズに応える形で、映像制作を含んだ旅行プログラムを企画しました。生徒たちは観光地を訪れるだけではなく、実際に映像コンテンツを制作することによって、より深く地域の魅力に触れる機会が提供されました。
プログラムの内容
この「撮り旅 in 長崎」では、生徒たちは事前にAOI Pro.の講師からカメラの操作や映像構成について学ぶ講習を受けました。その後、長崎の歴史的名所「大浦天主堂」や「眼鏡橋」、「ガラスの砂浜」に触れ、さらにはクルーズによる「軍艦島」の撮影にも挑みました。特に、日本三大夜景の一つに数えられる「稲佐山展望台」からの夜景撮影は、生徒たちにとって特別な経験となりました。
撮影後、生徒たちは再び京都に戻り、AOI Pro.の講師指導のもと編集作業に取り組みます。映像の企画から取材交渉、撮影、編集まで、生徒自身の手で行うことで、地域の魅力が詰まったPR映像に仕上げていきます。
学生の反響と成果
プログラムを通じて生徒たちは、「初めて家族以外と旅行に参加したが、とても満足できる体験だった」「撮影や編集に苦手意識があったが、楽しんで新たな技術を学べた」「普段とは異なる視点で観光名所を撮影できた貴重な経験」といった声が寄せられました。このように、生徒たちは映像制作を通じて楽しさや達成感、自己肯定感を育むことができました。
ふれたびの今後
今回の取り組みは、教育機関や企業・団体との連携を強化するための第一歩と位置付けられています。ふれたびは今後も教育旅行としての価値を提供し、生徒たちが主体的に学び、地域社会への理解を深めるプログラムを展開していきます。また、映像制作スキルの習得を通じて非認知能力の育成にも寄与することを目指しています。
この「撮り旅」プロジェクトは、地域の魅力を自身で映像化することにより、若者たちに新たな視点を提供し、彼ら自身による地域活性化を推進していく重要な役割を果たすことでしょう。